中國(guó)で「ブロマンス」ドラマブームが起きている背景とは―中國(guó)メディア

Record China    2021年3月18日(木) 11時(shí)20分

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16日、中國(guó)メディアの環(huán)球網(wǎng)は、男性2人を主人公とする「ブロマンス路線」の配信ドラマが多く制作されている傾向について分析する中國(guó)誌?半月談の記事を掲載した。

2021年3月16日、中國(guó)メディアの環(huán)球網(wǎng)は「耽美小説(中國(guó)語(yǔ)で主に男性の同性愛(ài)を描いた小説を指す)」を原作とした、男性2人を主人公とする「ブロマンス路線」の配信ドラマが多く制作されている傾向について分析する中國(guó)誌?半月談の記事を掲載した。

記事は始めに「耽美小説」のドラマ化の盛況ぶりを紹介。オンライン小説サイト「晉江文學(xué)城」では、小説の著作利用権を販売しており、最高4000萬(wàn)元(約6億7200萬(wàn)円)で売れた作品もあるほか、現(xiàn)在は60作以上のドラマ化作品が撮影準(zhǔn)備中、または完成間近だという。記事は「同性愛(ài)のようなデリケートな題材のドラマ化について、昔なら集まらないぐらいの売れっ子の俳優(yōu)や制作陣が集結(jié)し、『耽美』の文化がサブカルチャーから大衆(zhòng)文化へ変わろうとしている」として、「國(guó)內(nèi)の耽美文化史上のマイルストーンとなるような事件だ」と述べた。

記事は次に「耽美小説」や「ブロマンス」路線のドラマが流行している原因を二つ挙げた。一つ目は「女性視聴者層の受けが良い」ことで、「主人公の男性2人の顔の良さ」を重視したドラマ作りをしている點(diǎn)や、主人公2人が互いを稱賛したり、肩を並べて戦うなどの平等な関係性を描く點(diǎn)が「女性が思う理想の関係を反映している」と指摘した。二つ目は「原作のファンが持つエネルギーと潛在的な経済効果」で、人気の作品であればドラマ化により原作ファンの視聴數(shù)が稼げる上に、原作ファンの意に沿わない「魔改造」のようなドラマ化であっても、ネットで炎上することで逆に話題になり、良い宣伝になるという。

また新型コロナウイルス感染癥の影響により、2020年上半期は1萬(wàn)3170社もの関係企業(yè)が倒産するほどの業(yè)績(jī)不振に陥っている映畫やテレビの業(yè)界にとって、長(zhǎng)い年月をかけて多くのファンやコンテンツを蓄積している「耽美小説」の映像化は、デリケートな題材というデメリットはあっても、多くのファンを配信ドラマの視聴者に変えることで、市場(chǎng)の動(dòng)向を激変させるほどの巨大な経済効果を生むメリットがあるという。

記事は最後に學(xué)界がブロマンス路線の作品やボーイズラブ(BL)やガールズラブ(GL)の同人誌が青少年の性の認(rèn)識(shí)や戀愛(ài)観に與える影響を研究していることを紹介し、その一例として、湖南省では青少年1260人を?qū)澫螭趣筏空{(diào)査を行い、32.3%が「ブロマンス作品や同人誌を好む」、11.9%が「文學(xué)作品の同性愛(ài)の描寫にあこがれる」と回答するなどの結(jié)果があったことを示した。(翻訳?編集/原邦之

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