2021年3月16日、米華字メディア多維新聞は、日本メディアが福建省で軍用車をこっそり撮影して報(bào)じたとして、中國政府系紙?環(huán)球時報(bào)が批判したと報(bào)じた。

記事は、日本メディアが14日に「地図上に存在しない軍用基地」と題して福建省にある某軍用空港付近の様子を撮影した映像を流したと紹介。映像の中で同省內(nèi)の都市にいる記者が「街は軍用車でいっぱい」などと語り、軍用車がさまざまな場所を通る様子を紹介したと伝えた。

また、中國軍機(jī)とみられる飛行機(jī)が空中を飛ぶ映像を流した後で、現(xiàn)地の店舗経営者への取材映像に切り替え、経営者が「戦闘機(jī)はあの山やこの辺一帯を飛び交っている」とし、戦闘機(jī)が頻繁に周辺を往來していると述べたことを報(bào)じたとしている。

さらに、撮影を行った軍用空港は臺灣や尖閣諸島から近く、戦闘機(jī)で10分ほどあれば到著する場所にあると伝えたことを紹介した。

その上で、環(huán)球時報(bào)がこの報(bào)道に対し「よく見れば、すべて同じ軍用ジープが異なる場所を走っている映像であり、周囲の市民の様子も非常に平穏であることが分かる」「店舗経営者の聲をちゃんと聞けば本當(dāng)は『飛行機(jī)がこの辺を飛び交っている。航空便が最近特に増えたからね』と語っていることが分かる」とし、日本メディアの報(bào)道に明らかな腳色があったとの見方を示したことを伝えた。

そして、環(huán)球時報(bào)が「この日本メディアの行動は軍事情報(bào)収集行為だ。近年、日本のスパイが中國で法に基づき処分されるニュースが珍しくなくなっているが、日本メディアによる軽はずみな行為は中國の民衆(zhòng)の反感と警戒を呼び起こし、中國で普通に働き生活する日本人にまで影響を及ぼすことになる」と批判したとしている。（翻訳?編集/川尻）