2021年3月19日、韓國?國民日報(bào)によると、米韓が18日に5年ぶりとなる2＋2（外務(wù)と防衛(wèi)の閣僚）會合を行い、「北朝鮮の核問題を解決し、國際秩序を亂す行為に反対する」との內(nèi)容の共同聲明を発表した。共同聲明の內(nèi)容について、記事は「日米の共同聲明とは大きく異なっている」と指摘している。

記事によると、米韓2＋2會合の共同聲明は北朝鮮の核問題について「同盟の第一優(yōu)先課題」と強(qiáng)調(diào)し、「この問題に対処し解決するという共通の意思を再確認(rèn)した」と明らかにした。

聲明にはバイデン政権が発足後から使用してきた「北朝鮮の非核化」ではなく「北朝鮮の核?弾道ミサイル問題」との表現(xiàn)が使われたという。これについて記事は「北朝鮮の核問題の重要性を強(qiáng)調(diào)するため」とし、「日米が16日に発表した共同聲明にあった『北朝鮮の完全な非核化への決意を再確認(rèn)した』との內(nèi)容と比較すると溫度差がある」としている。

また「日米の聲明が中國を名指しして強(qiáng)く批判し、同盟協(xié)力を強(qiáng)調(diào)した一方、米韓の聲明には中國との単語は含まれなかった」と指摘。ただ、米韓は中國に関して「米韓同盟が共有する価値は、規(guī)範(fàn)に基づく國際秩序を亂し不安定にさせる全ての行為に反対するという両國の公約を支えている」と表現(xiàn)したという。記事は「規(guī)範(fàn)に基づく國際秩序を亂し不安定にさせる全ての行為というのは、米國が中國をけん制する際によく使う表現(xiàn)だ」と説明している。

世宗研究所のウ?ジョンヨプ米國研究センター長は「米國は北朝鮮?中國関連の內(nèi)容を入れるよう求めたが韓國政府が反対し、冒頭発言や記者會見でそれらに言及することで合意したとみられる」と分析した。

梨花女子大學(xué)のパク?ウォンゴン北朝鮮學(xué)科教授は「問題は米國が韓國の立場表明をどう評価するか」とし、「今回の韓國の立場表明に失望しているとしたら、韓國に対する圧力を強(qiáng)化したり、クアッドプラス（クアッド＋韓國、ベトナム、ニュージーランド）から韓國を除外したりする可能性もある」と懸念を示したという。

これに韓國のネットユーザーからは「親北、親中の現(xiàn)政権には何も期待していない」「中立にいるべきだが、中國に近づきすぎてはいけない」「この結(jié)果をバイデン大統(tǒng)領(lǐng)が聞いたらどう思うだろうか…」など米韓同盟の今後を懸念する聲が上がっている。

一方で「南北が統(tǒng)一され世界の中心になる日までは仕方ない。耐えよう」と理解を示す聲や、「日本よりよくやった。米國の綱を離してもいけないし、中國を刺激してもいけない」「北東アジアにおける日韓の立場は違う。日本と同じ聲明を出すことが外交的に利益になるとは思えない。素晴らしい外交だと思う」と評価する聲も見られた。（翻訳?編集/堂本）