2021年3月22日、中國メディアの観察者網(wǎng)は、日本の聲優(yōu)?茅野愛衣さんが靖國神社を參拝したことを公言して、中國のネット上で批判を浴びたことの「背後にある問題」について論じた。

記事は、茅野さんが11日に配信したラジオ番組の中で靖國神社を參拝したことを報(bào)告し、その內(nèi)容に中國の多くのネットユーザーが激怒したと紹介。中國での「炎上」に、茅野さん側(cè)はTwitterを通じて當(dāng)該回の配信停止を発表するとともに、認(rèn)識不足によりファンに迷惑をかけたとして謝罪したことを伝えた。

その上で「小さいころから大人になるまでの教育により、日本人は実際靖國神社が容易に政治問題を引き起こす場所だということを全く理解していない。日本人、特に大多數(shù)の若者は政治について全く知らず、中國の與黨がどの政黨かを知らない大學(xué)生さえいるのだ。そして彼らは、自分が參加しようがしまいが、政治はどうせ変わらないと考えている」と解説している。

また、「より問題なのは、日本人が『教育の脫政治化』のプロセスを経験してきたことだ。戦後に學(xué)校に入った日本人のほとんどは、學(xué)校で政治教育を受けていないのである」とした。

そして、日本では若者の政治離れ問題を解決すべく、2016年に初めて18歳選挙権による國政選挙が行われ、その數(shù)年前から「主権者教育」が文部科學(xué)省の主導(dǎo)で進(jìn)められてきたものの、「教育と政治を切り離す」という戦後の日本教育の影響は根深く、単に投票方法を教えるような內(nèi)容にとどまったため、18～20歳の投票率が低い狀態(tài)になっていると紹介?！袱长欷先毡兢味唐诘膜收谓逃问·虮恧筏皮い?。なんと言っても日本は60年もの間政治教育をしてこなかったのだから」と評した。

さらに、日本のメディアが作り出したステレオタイプ的な印象により、大多數(shù)の日本人が反中的な感情を持っていると主張。日本人が好きな「空気を読む」風(fēng)潮も相まって「なんだかよく分からないが、中國は悪」という「空中樓閣的な印象」がつくり上げられてしまったとし、「これらの要素の影響を受けている日本の若者が、他國?地域の人々にとってのタブーや痛みを理解しないのも不思議なことではないのだ」と結(jié)んでいる。（翻訳?編集/川尻）