「デジタル人民元」の使い方は?完全に紙幣に取って代わるか?―中國メディア

人民網日本語版    2021年3月25日(木) 7時50分

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今年の全國両會では、「デジタル人民元」がホットワードの1つになった。昨年からは、中國の複數(shù)の都市でデジタル人民元の試行テストも相次いで行われている。寫真は上海。

今年の全國両會(全國人民代表大會?全國人民政治協(xié)商會議)では、「デジタル人民元」がホットワードの1つになった。昨年からは、中國の複數(shù)の都市でデジタル人民元の試行テストも相次いで行われている?,F(xiàn)時點では、デジタル人民元の利用では招待制が中心だ。試行テストが安定的に進められるのに伴って、神秘のベールの向こうにあったデジタル人民元の姿が徐々に明らかになってきた。新華社が伝えた。

人民元が実際に利用される場面を見てみると、最近は上海市地下鉄駅構內にある「黒拾」スマート自動販売機がデジタル人民元での支払いに対応するようになった。商品を選び、デジタル人民元を支払い方法に選び、QRコードを読み取ると商品が出てくる。

オフラインシーンだけでなく、デジタル人民元はさまざまなオンラインルートでも利用できる?,F(xiàn)在、デジタル人民元のアプリケーションは滴滴出行、美団騎車、京東など複數(shù)のサブウォレットでの応用に対応する。

デジタル人民元で支払うのは、微信(WeChat)や支付寶(アリペイ)で支払うのと何が違うのか。上海交通大學上海高級金融學院(SAIF)の胡捷(フー?ジエ)実踐教授は、「デジタル人民元は法定通貨だが、微信とアリペイは第三者決済ツールであり、両者は次元が違う」と述べた。

デジタル人民元にはどのような優(yōu)位性があるか。安邦諮詢の魏宏(ウェイ?ホン)研究員は、「デジタル人民元には取引コストを引き下げ、信用情報収集の効率を引き上げ、決済の利便性を強化するという効果がある。幅広く応用されるようになると、中國の金融政策のためにより透明性を備えた直通型のツールを生み出すものと期待される」と述べた。

人民元の現(xiàn)金が電子化した後も紙幣は流通し続けるのだろうか。胡氏は、「中國人民銀行(中央銀行)のデジタル通貨は現(xiàn)金の一部の代わりになるだろうが、完全に紙幣に取って代わることはない。特に高齢者層には引き続き紙幣へのニーズがあり、紙幣には匿名性などの特徴も備わる。そのため予見可能な將來において、デジタル通貨と人民元の紙幣?硬貨は長期的に共存することになるだろう」との見方を示した。(提供/人民網日本語版?編集/KS)

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