人民網日本語版 2021年3月27日(土) 23時20分
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中國科學院合肥物質科學研究院によると、同研究院の「人工太陽」と呼ばれる全超伝導トカマク核融合実験裝置(EAST)が近日中に、新たなアップグレード改造を完了することになった。
中國科學院合肥物質科學研究院によると、同研究院の「人工太陽」と呼ばれる全超伝導トカマク核融合実験裝置(EAST)が近日中に、新たなアップグレード改造を完了することになった。中心部の電子溫度摂氏1億度、100秒長パルス化プラズマという科學研究の新たな目標に挑み、世界の制御可能な核融合エネルギーの研究を新たな高みに押し上げることを目指す。新華社が伝えた。
同研究院プラズマ物理研究所の王騰(ワン?テン)博士は「萬物の成長に太陽が必要だ。EASTには太陽に似た活動メカニズムがあるため、『人工太陽』と呼ばれる。石炭、石油、天然ガスは將來的に枯渇する恐れがあり、ある程度の環(huán)境汚染が存在する。『人工太陽』の核融合反応に必要な原材料は、地球上でほぼ無盡蔵にあり、生成物にも危害はなく、理想的な究極エネルギーとされている」と述べた。
同研究院副院長で、プラズマ物理研究所所長の宋雲濤(ソン?ユンタオ)氏は「EASTは中國の重要科學プロジェクトだ。核融合エネルギーの開発に工學と物理実験の基礎を提供することが目標だ。完成後すでに9萬6000回以上の実験が行われている。安定的な101.2秒の定常狀態(tài)長パルス化ハイモードプラズマ活動、電子溫度摂氏1億度?20秒のプラズマ活動といった國際的に重大なブレイクスルーを実現(xiàn)した」と説明した。
EASTは2020年7月より新たなアップグレード改造を開始した。先端材料、鍵となる部品、主要サブシステムなど一連の重要なアップグレードを行ってきた。中國科學院プラズマ物理研究所研究製造センター長の呉傑峰氏は「裝置のアップグレードは技術的に難しく、多くの作業(yè)が必要だ?!喝斯ぬ枴护戏浅¥搜}雑で、摂氏1億度ほどの高溫と氷點下269度の低溫を1メートル內で共存させなければならず、部品は1萬點ほどにのぼる。ほんの小さな瑕疵があっただけで、將來の実験が失敗する可能性がある」と述べた。
中國科學院プラズマ物理研究所トカマク物理実験研究室室長の龔先祖(ゴン?シエンズー)氏は「摂氏1億度を20秒から100秒にするのは大きな技術の飛躍であり、人類の核融合エネルギー研究を新たな高みに押し上げる。アップグレード改造作業(yè)は現(xiàn)在順調に進んでおり、4月末の終了を見込んでいる。摂氏1億度?100秒の新たな目標に向かいスパートをかける」と述べた。(提供/人民網日本語版?編集/YF)
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