石拾いが好きな大學生、古代魚の新種を次々と発見―中國

人民網(wǎng)日本語版    2021年3月30日(火) 15時50分

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中國地質(zhì)大學地球科學學院の大學4年生?劉一龍さんは今から約4億3700萬年前の魚の化石を発見した。

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湖北省武漢市の最も古い魚は、これまで考えられていた「漢陽魚」ではなく、今回発見された「洪山魚」だ。中國地質(zhì)大學(武漢)が28日に明らかにしたところによると、同大地球科學學院の大學4年生?劉一龍(リウ?イーロン)さんは今から約4億3700萬年前の魚の化石を発見した。武漢地區(qū)最古の魚は約4億3500萬年前という記録を塗り変え、武漢の魚の歴史を約200萬年遡らせた。湖北日報が伝えた。

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新型コロナウイルス感染癥の影響を受け、劉さんは昨年5月、帰省先の実家に足止めされた。そんな時、自分がよく行っていた武漢の洪山古姆山で、工事が終わったばかりで周囲に多くの砕石が積み重ねられていると聞いた劉さんは、「お寶」を見つける絶好のチャンスだと考えた。そこで武漢の知人と連絡(luò)を取り、その友人が撮った動畫を見て化石を探すことにした。劉さんはある巖に大きな黃褐色の斑點があり、多くの小さな穴があることに気づいた。これは魚の化石かもしれないと思い、専門的な知識を駆使して、知人に化石の採取法を教えた。採取した魚の化石をデジタル技術(shù)で復元してみると、魚の頭の長さは約14センチ、幅は約16センチで、これまで見つかっていた武漢最古の魚「漢陽魚」とある程度似ているが、いくつかの違いもあった。劉さんは詳細な比較と研究により、最終的にこの標本を新種と判斷。武漢市洪山區(qū)で見つかったため「洪山魚」と名付けた。中國地質(zhì)大學の龔一鳴(ゴン?イーミン)教授は、「この発見により、武漢地區(qū)の古代魚の多様性が高まった。これは、4億年以上も前から武漢一帯には大きな川や大きな湖があり、多くの古代魚の楽園であったことを意味する」と評価した。

劉さんは、「洪山魚」を発見する前にも新疆「布竜魚」と湖北「江夏魚」という2つの新種を発見している。うち前者は新疆初の節(jié)頚目であるだけでなく、中國最初の比較的完全なaspinothoracidsで、さらに世界初の河川堆積物で発見されたaspinothoracidsでもある。こうした成果は昨年、全國の自然科學分野の著名誌「科學通報」に掲載された?!附聂~」は論証により、世界最古のエウガレアスピス目とされている。劉さんは筆頭著者として、所屬チームと共に関連研究成果を國際的に権威ある學術(shù)誌「ジャーナル?オブ?システマティック?パレオントロジー」に掲載し、國內(nèi)外の同業(yè)者から広く注目されている。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF)

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