「日米同盟」は安倍氏の「安心の拠り所」ではない―中國専門家

Record China    2014年5月1日(木) 23時30分

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29日、ここ最近、日本が最も頭を悩ませ、感情を高ぶらせ、気を揉んだ事はオバマ大統(tǒng)領(lǐng)の日本訪問をおいて他にない。(文:厖中鵬(パン?ジョンポン)中國社會科學(xué)院日本研究所學(xué)者)資料寫真。

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2014年4月29日、ここ最近、日本が最も頭を悩ませ、感情を高ぶらせ、気を揉んだ事はオバマ大統(tǒng)領(lǐng)の日本訪問をおいて他にない?!割^を悩ませた」というのは、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の訪日に際して、一體どうもてなせば満足してもらえるかと心配したことだ?!父星椁蚋撙证椁护俊工趣いΔ韦?、米大統(tǒng)領(lǐng)の國賓としての訪日は18年ぶりだったからだ?!笟荬蛉啶螭馈工趣いΔ韦?、日米間では現(xiàn)在「TPP」交渉をいかにまとめるかが頭痛の種となっており、「TPP」交渉を巡って長く対峙しており、日米関係に不和が生じる恐れがあるからだ。(文:厖中鵬(パン?ジョンポン)中國社會科學(xué)院日本研究所學(xué)者)

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TPP交渉はまとまらなかったものの、今回のオバマ訪日には安倍內(nèi)閣にとって嬉しい事もあった。「日米共同聲明」の発表だ。安倍氏が喜んだのは、「日米共同聲明」に、議論の余地のない中國の神聖な領(lǐng)土である尖閣諸島にも日米安保條約は「適用」されるとの、ずっと待ち望んでいた文言が盛り込まれたからだ。

だが、安倍氏が予想しなかったことに、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は日本を発って間もなく、東アジア歴訪の第2の訪問國である韓國で、日本に対する不満を公に表明した。オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は樸大統(tǒng)領(lǐng)との首脳會談後の記者會見で、慰安婦問題について日本を厳しく非難。「歴史を振り返るなら、これが実に甚だしい人権侵害行為だったと考えざるを得ない。安倍氏と日本國民は、過去の歴史をより正直に、公正に理解すべきだ」と述べた。米國の大統(tǒng)領(lǐng)が慰安婦問題について、このような厳しい言葉で公に姿勢を表明したのは初めてだったうえ、選んだ場所と時期も非常にデリケートだった。日韓関係は歴史と領(lǐng)土紛爭のために対峙し、韓國は慰安婦問題で日本と真っ向から対立している。

安倍氏は日米同盟が「どれほど」しっかりしているかをはばかりなく鼓吹している。一方、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は韓國で、「言うことを聞け」と日本を批判した。これは何を物語っているのか?つまり「堅固で揺るぎない」と稱する日米同盟が決して「一枚巖」ではなく、安倍氏の「安心の拠り所」ではなく、ましてや日本が中國を制約、さらには威嚇するための「切り札」にはなり得ないということだ。

1950年代に始まった日米同盟の枠組みは本來、冷戦時代の東西対立の「歪んだ産物」だった。いわゆる「防ソ反共」という時代遅れの冷戦対立思想の旗印を掲げた「日米同盟」は、冷戦終結(jié)に伴い解消されるべきだった。だが21世紀(jì)になると日本は、発展し強(qiáng)大化し続ける中國を牽制し、これに対抗するため、そして米國もアジア太平洋「リバランス戦略」の必要から、とっくに時代遅れのこの「冷戦體制」である日米同盟関係を逆に「強(qiáng)化」する方向へ発展させてきた。いわゆる「同盟関係の強(qiáng)化」に対して日米両國がそれぞれ腹に一物があるとはいえ、1つ確かなのは、日米同盟関係はずっと続いていくことは不可能であり、大きな潛在的危機(jī)を秘めているということだ。

第1に、安倍氏を始めとする日本右翼保守政治勢力は第2次大戦の侵略の歴史を改竄しようと腐心し、さらには第2次大戦後の國際秩序と國際枠組みを変えようとしている。これは第2次大戦中に成立した米國を含む反ファシズム陣営と根本的な摩擦を生じる。考えてもみるといい。日本は第2次大戦の侵略の歴史を公然と否認(rèn)する一方で、戦火を交えた米國との同盟関係を強(qiáng)化しようとする。これは自己矛盾、自己否定ではないのか?安倍氏は、日本は米國に押しつけられた平和憲法を改正し、敗戦狀態(tài)から「正常」を回復(fù)する必要があり、「正常」を回復(fù)して初めて國際社會に一層の「貢獻(xiàn)」をすることができると主張し続けている。言い換えるなら、日本の「正?!工趣稀笐閯賴讎瑪閲毡兢搜氦筏膜堡渴`」から脫することを前提としている。さらに言うなら、日本のいわゆる「正?!工位貜?fù)とは、第2次大戦後に形成された「米中露英仏」の5大國連安保理常任理事國を基礎(chǔ)とする戦後國際秩序の転覆を目標(biāo)としている?!傅?次大戦前のかつての帝國の威風(fēng)の回復(fù)」という「恨みを晴らす心理」を抱いた日本のいわゆる「米國との同盟関係強(qiáng)化」の動機(jī)は米國が深思し、疑念を抱くに値する。動機(jī)が不純で裏表がある日米同盟関係が永続的に続いていくことは困難だ。

第2に、日本が米國から「心からの助け」を得ることは期待しがたい。いわゆる米國が日本の離島を共同防衛(wèi)するというのは、なおさらに「空手形」に映る。今回オバマ大統(tǒng)領(lǐng)の訪日で安倍氏が表明した最大の成果は、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)が「萬が一の際に日本の領(lǐng)土を共同防衛(wèi)する」と明確に約束したことだが、これはせいぜい安倍氏の「一方的な願望であり自己説明」だ。本來の計畫は、オバマ大統(tǒng)領(lǐng)は訪日に際してTPP交渉で成果を上げることを強(qiáng)く期待しており、それと引き換えに米大統(tǒng)領(lǐng)として日本の共同防衛(wèi)を約束するというものだった。だが期待通りに事は運ばず、TPP交渉は訪日終了時になっても何ら成果がなかった。1日遅れで発表した日米共同聲明には「米國は日米安保條約の日本共同防衛(wèi)の義務(wù)を盡くす」との日本側(cè)が強(qiáng)く期待した內(nèi)容が盛り込まれたものの、TPPという高度に敏感とはいえない「関稅の譲歩」でさえ合意できないのに、極度に敏感な「安全保障共同防衛(wèi)義務(wù)」を語ることがなぜできよう?米側(cè)からすると、「日本國內(nèi)の経済的利益の堅守」と「米國による安全保障面の保護(hù)」という両方の利益を得ようとする日本のような「投機(jī)家」のために心から力を注ぐことはできない?!溉毡兢伟踩蚴丐胫厝韦驌?dān)う」と同時に「日本の経済団體に支払いをする」ような「赤字の商売」を米國がすることができないのははっきりしている。

第3に、「日米同盟の強(qiáng)化を名目に、実質(zhì)的に日本の影響力の強(qiáng)大化を図る」安倍氏の手口は一時的には有効かも知れないが、時間の「推敲と検証」には耐えられず、米國がこれを完全に放任し、日本の勢力が強(qiáng)大化するのを黙認(rèn)することはあり得ない。もし日本がいつか完全に、正式に、再び軍事大國となったら、米國はどうするだろうか?米國のシンクタンクと上層部はすでにこの想定をし、対処法も考えたものと信じる。以前暴露された、日本が核物質(zhì)を大量保有していた件を考えると、この想定はでたらめな推測とは言えない。もし現(xiàn)在の政界の雰囲気を続ければ、今後數(shù)年すれば日本が先端兵器保有國となるのは難しいことではない。この想定が現(xiàn)実のものとなる可能性が高い時に、日米同盟の創(chuàng)始者である米國はどう対処すべきか?米國の現(xiàn)在の指導(dǎo)者と後任の指導(dǎo)者が熟考しなければならない問題だ。日本の実力(特に軍事力)の臺頭は米國の「アジア太平洋リバランス」戦略にとって「?!工傅湣工??日本の実力が強(qiáng)大化し続ければ、米國は日本を制御し続けられるのか?日本は太平洋における米國の覇権に再び挑戦するのだろうか?米國は注意深く考えるべきだ。要するに、「正?!工蛲耆嘶貜?fù)した日本は、米國にとって「福音」のはずがない(提供/人民網(wǎng)日本語版?翻訳/NA?編集/武藤)

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