2021年4月3日、環(huán)球網(wǎng)は、喫煙大國(guó)の中國(guó)で進(jìn)む禁煙化の取り組みについて、目標(biāo)達(dá)成には程遠(yuǎn)い狀況であることを報(bào)じた。

記事は、北京で3月31日に発表された禁煙化に関する報(bào)告書(shū)で、中國(guó)では毎年喫煙や受動(dòng)喫煙によって100萬(wàn)人が死亡していることが示されたと紹介。全國(guó)各地で制定されている禁煙に関する法規(guī)の人口カバー率はおよそ12％にとどまっており、「健康中國(guó)行動(dòng)（2019～2030年）」で打ち出された「2022年までに禁煙法規(guī)の人口カバー率30％、30年までに80％を達(dá)成する」という目標(biāo)からは大きな開(kāi)きがあることが指摘されたと伝えた。

また、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で禁煙化に関する立法を?qū)g施し、屋內(nèi)の公共スペースやオフィス、交通機(jī)関內(nèi)での禁煙などを規(guī)定している都市は20余りにとどまっており、制度づくりが遅れていることが浮き彫りになったことを紹介している。

さらに、中國(guó)の成人喫煙率は2010年の28．1％から18年には26．6％へと低下したものの、「健康中國(guó)行動(dòng)」の目標(biāo)では22年までに24．5％以下にすることが打ち出されていること、昨年もタバコの販売數(shù)が引き続き増加していることを挙げ、殘り2年で喫煙率を2．1ポイント下げて目標(biāo)を達(dá)成するには「並々ならぬ努力が必要だ」とした。

記事はこのほか、中國(guó)全土にあるタバコの末端販売地點(diǎn)が540萬(wàn)か所以上に上り、250人に1人の割合でタバコの販売所がある計(jì)算になると紹介。この密度は中國(guó)の小売業(yè)界において屈指の高さであり、小中學(xué)校?高校の周辺に隠れて存在する販売店や、カウンターでこっそりとタバコの販売促進(jìn)を行うケースも隨所に見(jiàn)られるとし、中國(guó)が喫煙大國(guó)から「禁煙大國(guó)」になるにはまだまだ遠(yuǎn)い道のりを進(jìn)む必要があることを伝えた。（翻訳?編集/川尻）