水泳飛び込みの東京五輪最終予選が中止、中國から「不満」の聲

Record China    2021年4月4日(日) 9時50分

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中國新聞社によると、國際水泳連盟は東京五輪最終予選を兼ねた水泳飛び込みワールドカップ大會の中止を決めた。中國のSNSでは不満を訴える書き込みが次々に寄せられた。

中國メディアの中國新聞社によると、國際水泳連盟は米ロサンゼルス市內(nèi)で現(xiàn)地時間1日、東京で開催される予定だった東京五輪最終予選などを兼ねた水泳飛び込みワールドカップ大會の中止を決めた。中國の情報サイト騰訊網(wǎng)によると、中國のSNSでは不満を訴える書き込みが次々に寄せられた。

水泳飛び込みワールドカップ大會は2年に1度開催されており、4年に1度の夏季五輪大會と同じ年に開催される大會の場合には、五輪大會の出場資格を決定する予選とテストマッチを兼ねている。

騰訊網(wǎng)によると、4月18日から23日まで開催される予定だった同ワールドカップの中止の情報が流れるとすぐに、感染癥対策には理解を示しながらも不満を訴える書き込みがSNSサイトに次々に寄せられた。

「感染初防止はよいと思う一方で、選手のことを考えれば実に殘念。スポーツ選手の黃金期がとても短いことは、誰もが知っている」「選手の努力は無駄になった」「水の中にウイルスがいるとでも言うのか?」といった投稿が見られる。

水泳飛び込みの東京五輪に向けたテストマッチは3月4日に始まることになっていた。しかし日本が新型コロナウイルス感染癥の新たな波の直撃を受け緊急事態(tài)になったことから、試合は延期された。東京五輪に関連しては18種目でテストマッチが予定されていたが、すでに外國選手も參加して開催される見込みなのは1種目だけという。

記事は、水泳飛び込みが中國のスポーツ界の「切り札」的な存在であることにも觸れた。中國は「中華人民共和國」の名義で初めて參加した1984年のロサンゼルス夏季大會以來、五輪大會では水泳飛び込みだけで金メダル40個を獲得してきた。また、水泳飛び込みワールドカップ大會では、2018年6月に開催された前回大會で金メダル11個、銀メダル4個を獲得するなど、ワールドカップ大會では「金メダル獨占」を5回実現(xiàn)している。

騰訊網(wǎng)記事は、今年のワールドカップ大會が取り消されたことで、水泳飛び込みの「中國のドリームチーム」が影響を受ける可能性があるとの見方を示した。(翻訳?編集/如月隼人

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