ご先祖様の墓が「イモ畑」にされていた、清明節(jié)に帰郷して発見―広西チワン族自治區(qū)

Record China    2021年4月5日(月) 23時20分

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祖先の墓がある広西チワン族自治區(qū)內(nèi)の農(nóng)村に帰郷したところ、墓があったはずの場所は広々とした畑になっていた(寫真)。

太陽の運(yùn)行に基づき1年を24等分する二十四節(jié)気の一つである清明節(jié)は、中國人にとって、先祖の墓參りをする日だ。今年の清明節(jié)は4月4日だったが、千竜網(wǎng)など中國メディアは「墓參りのために帰郷したら、知らないうち先祖の墓がサツマイモ畑になっていた」という男性の話題を紹介した。

男性によると、4月3日に祖先の墓がある広西チワン族自治區(qū)內(nèi)の農(nóng)村に帰郷したところ、墓があったはずの場所は広々とした畑になっていた。墓があった正確な場所も、分からない狀態(tài)になっていたという。

作業(yè)をしていた人に尋ねたところ、「村の幹部との約束で、この土地を請け負(fù)っている。この土地は今は耕地で、サツマイモを植える準(zhǔn)備をしている」と説明したという。

男性によると、墓は二つの「大隊(duì)」が相談して墓地として利用することに決まった土地にあった。「大隊(duì)」とは、かつて中國全國に組織された「人民公社」の下部組織だった生産大隊(duì)のことだ。生産大隊(duì)は地域行政を擔(dān)當(dāng)し、農(nóng)作業(yè)を管理し、さらに世帯ごとの自炊をやめさせて大食堂で住人に食事を提供するなど、住人の生活を厳格に支配した組織だった。

かつての生産大隊(duì)は解體され、行政機(jī)能は村民委員會という組織が引き継いでいる。男性が村民委員會に問い合わせたところ、墓地として使われていた土地は、村の「集體用地」だったことが分かった。中國の「土地管理法」によると、都市部の土地はすべ國家が所有すると定められているが、農(nóng)村部では、土地の「集體所有」が認(rèn)められている?!讣w所有」とは従來からの住人による「集団所有」のことだ?!竿恋毓芾矸ā工?、「集體所有」である土地について、特定の個人が「自留地」として利用することも認(rèn)めている。

問題の墓地は、墓地として利用するために、村民委員會が住人に使用を認(rèn)めた「集體所有」の土地だったと分かった。しかし村民委員會は最近になり、墓地としての利用を認(rèn)めていた土地を、利用者に連絡(luò)することすらせずに、それまで関係がなかった者に対して利用を許可したことが判明した。

男性は、村民委員會が「合理的な処理方法」を打ち出せない場合には警察に通報(bào)して、警察と裁判所を通じて問題を解決する考えだ。

記事は、「中國人の習(xí)俗として、先祖の墓を暴かれれば、(相手に)死をもって仕返しする事態(tài)になってもおかしくないと」と紹介。村住人は、重機(jī)によって墓が破壊された後に気づいたが、施工側(cè)は「間違った」と説明したという?!羔幛渭坤辍工趣胜盲皮椁握h明に村住人は怒ったが、かと言ってどうしようもない狀態(tài)になってしまったという。(翻訳?編集/如月隼人

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