中國のニュースサイトの観察者網(wǎng)によると、ドイツの経済専門紙ハンデルスブラット（電子版）は2日、「チップの戦いで中國は無力ではない」とする記事を掲載し、「米國は半導(dǎo)體の輸出規(guī)制で中國を屈服させようとしているが、買収の失敗はそれがうまくいかないことを示している」と指摘している。

記事は、「米國は、地政學(xué)上のライバルへの半導(dǎo)體供給を斷つことによって、中國を元の場所に戻そうとしている。中國は半導(dǎo)體を他の國に依存しており、米國は中國に圧力をかける好機(jī)とみなしている。それにもかかわらず、バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)は前任者であるトランプ氏の対立コースを終わらせるべきだ。米國の産業(yè)が支払わなければならない代償は高すぎる。なぜなら、半導(dǎo)體をめぐる戦いにおいて、中國はワシントンの一部の戦略家が望んでいるほど無力ではないからだ。買収の失敗はこれを証明している」とし、米半導(dǎo)體製造裝置大手アプライドマテリアルズがこのほど、舊日立製作所系で米投資ファンドのコールバーグ?クラビス?ロバーツ（KKR）傘下の同業(yè)「KOKUSAI ELECTRIC」（東京）の買収が、中國の獨(dú)禁法當(dāng)局から承認(rèn)を得られなかったため破談になったと発表したことを取り上げた。

記事は、「買い手と売り手の両方が米國にいるという事実にもかかわらず、中國政府を無視することは良い選択肢ではなかった。中國市場は、企業(yè)がそれなしでやりたいと思うにはあまりにも重要だ」とした。

また、「中國が米國の半導(dǎo)體企業(yè)による買収を阻止し続ける可能性は非常に高い。特に、米半導(dǎo)體メーカーのエヌビディア（Nvidia）が英アーム（ARM）を400億ドルで買収する計(jì)畫がその影響を受けることになるだろう」とした。

記事は、「米國による半導(dǎo)體の輸出規(guī)制は、中國が獨(dú)自の競爭力のある半導(dǎo)體産業(yè)を構(gòu)築するのを刺激している。それにはしばらく時(shí)間がかかるとみられるが、中國は太陽光発電や電車、自動(dòng)車などの産業(yè)で先頭に追い付けることを証明している。したがって、米國はできるだけ早く中國との交渉を開始すべきだ。両國が歩み寄ることで両國だけでなく歐州もその恩恵を受けられることになる」としている。（翻訳?編集/柳川）