2021年4月6日、韓國?週刊朝鮮は「韓國國防科學(xué)研究所（ADD）の元研究員が、開発中の精密誘導(dǎo)ロケット弾の技術(shù)をアラブ首長國連邦（UAE）に流出させたという疑惑を警察が調(diào)べているが、1年経過しても結(jié)論が出ていない」と伝えた。

記事は「同技術(shù)は國際的にも數(shù)兆ウォン（數(shù)千億円）の価値が認められているが、韓國政府はUAEとの外交摩擦を懸念し、問題提起もできずにいる」と伝えている。また「UAEは2018年に青瓦臺（チョンワデ、韓國大統(tǒng)領(lǐng)府）側(cè)から兵器研究開発の支援提案を受け、それに応じるそぶりを見せていたが、裏では韓國の技術(shù)者を奪った形だ」と指摘し、「UAE側(cè)の外交欠禮と韓國政府の安逸な姿勢も批判されている」としている。

ADDに勤務(wù)していた研究員は19年、「妻が米國にいる」という理由で退職後、米國ではなくUAEに渡り、カリファ大學(xué)付設(shè)の研究所に就職した。同研究員は精密誘導(dǎo)兵器を研究するADD第1本部に約30年勤務(wù)したベテランだったといい、誘導(dǎo)ロケット弾「匕弓（ピグン）」の技術(shù)を持ち出したとみられている。関係者によると、「米國にもない技術(shù)」であり、「サウジに數(shù)兆ウォンで輸出した実績があり、米國とも1兆5000億ウォンの輸出交渉が進んでいた」という。

さらに、同研究員の他にも第4本部の研究員4～5人がUAEに渡ったとみられている。ADDは監(jiān)査の結(jié)果、「ミサイルを完成させられるレベルの研究陣を連れて行った」との結(jié)論を出した。1人當たりの年俸は最少10億ウォン以上、20億ウォンに達する可能性もあるとしている。この流出疑惑について、警察が青瓦臺の指示を受け約1年にわたり捜査しているが、いまだ結(jié)論が出ていない。記事は「國防技術(shù)の研究者がただ海外からスカウトされたケースに見えるかもしれないが、このような高級研究者の流出やスカウトは、國産兵器の技術(shù)流出を防ぐため、現(xiàn)行法で禁じられている」と指摘している。

韓國野黨は技術(shù)保護を怠った政府の姿勢を批判しているという。國會國防委員會所屬のカン?デシク議員（國民の力）は「昨年2月に現(xiàn)政権の中核人物がUAEを訪問した際、交流が盛んだった17年に比べUAE側(cè)の反応が鈍かった。不審に思い調(diào)べたところ、韓國の研究員がUAEに渡っていた。だから青瓦臺が捜査を指示したのだ」「米國にもない技術(shù)だと誇るなら流出に気を付けるべきだったのに、政府が浮かれた結(jié)果、このような事態(tài)になった」と主張しているという。

記事は「警察の捜査は今後も進展が難しいであろうことが問題だ」としている。UAE側(cè)が接觸を遮斷しているため、研究員の調(diào)査は困難な狀況だという。またADDは今回の問題の後に調(diào)査を行い、退職者1078人中、機密流出が疑われる46人を摘発したという。

この記事に、韓國のネットユーザーからは「これは明らかに犯罪だよね。逮捕するか、でなければ國籍を抹消すべきだ」「アラブに（技術(shù)が）渡っただけだと思うか？」「北朝鮮に渡るんじゃないか」「國を裏切った研究者たちも問題だが、この政権の人たちは何をやっているのか」「無能な文在寅（ムン?ジェイン）政権。世界中の笑いもの」「文在寅政権は掘っても掘っても問題ばかりできりがない。一體どういう思考回路をしているのか」「火星にも著陸したUAE。恥ずかしいな、わが國は」などの聲が寄せられている。（翻訳?編集/麻江）