2021年4月8日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、「日本は臺(tái)灣問(wèn)題で約束を守らなければならない」とする、上海外國(guó)語(yǔ)大學(xué)日本研究センターの廉徳瑰（リエン?ダーグイ）教授の評(píng)論記事を掲載した。以下はその概要。

中國(guó)の王毅（ワン?イー）外相が先日、茂木敏充外相と電話會(huì)談した際、日米には同盟関係があるが日中間にも平和友好條約があり、日本には同じように條約履行の義務(wù)があると述べ、日本に対して國(guó)際関係の基本ルールを順守するとともに、中國(guó)の內(nèi)部事情に対して手を伸ばしすぎないよう求めた。

注意すべきは、両者の電話會(huì)談前に日本政府が米國(guó)に追従して香港、新疆、臺(tái)灣など問(wèn)題でしきりに行動(dòng)を起こしていることだ。日本は臺(tái)灣問(wèn)題と自國(guó)の安全保障を結(jié)び付け、中國(guó)の內(nèi)政に干渉しているが、そこには彼らの胸算用が表れている。

臺(tái)灣が中國(guó)の一部であり、臺(tái)灣海峽問(wèn)題が中國(guó)の內(nèi)政問(wèn)題であることを、日本が知らないはずはない。しかし、日本の親臺(tái)派や右派の「學(xué)者」は、ポツダム宣言で言及されたのは「中華民國(guó)」であることから、日中共同聲明第3條にある「ポツダム宣言第八項(xiàng)に基づく立場(chǎng)を堅(jiān)持する」という文言は、中華人民共和國(guó)には當(dāng)てはまらないといった「文字遊び」をするのである。

日本の親臺(tái)派たちは、地政學(xué)的な考えから、中國(guó)の統(tǒng)一を望んでいない。なぜなら、中國(guó)の統(tǒng)一は中國(guó)臺(tái)頭のシンボルとなるだけでなく、日米による第一列島線を通じた中國(guó)抑制戦略にとって脅威となるからだ。

また、彼らは両岸関係について必ず「中臺(tái)関係」と稱し、事実上臺(tái)灣を一つの國(guó)として扱っている。そして、日本政府は米國(guó)と親臺(tái)派にそそのかされ、臺(tái)灣海峽問(wèn)題で軍事的な準(zhǔn)備をも進(jìn)めている。

臺(tái)灣問(wèn)題は1952年から72年の20年間、日中関係を阻害した。72年の日中國(guó)交正?；瑢g現(xiàn)したのは、主に日本が臺(tái)灣問(wèn)題で約束をしたからだ。われわれは、日本政府が臺(tái)灣問(wèn)題についての約束を守り、4つの政治文書の精神を順守すること、火遊びによって臺(tái)灣獨(dú)立主義者に誤ったシグナルを送ることのないよう望む。（翻訳?編集/川尻）