いま、俳優(yōu)シャオ?ジャン（肖戦）のCM効果がすさまじい。彼が登場(chǎng)するだけで、メガネブランドのモルションでは、たった1日でこれまでの1年に相當(dāng)する売り上げを叩き出したり、スポーツブランドの李寧では、同じデザインの服が売れすぎて在庫(kù)切れになったり。その人気ぶりは伝説となりそうだ。

人気なのはCMだけでなく、彼が出演する舞臺(tái)にも及ぶ。4月23日から3日間、武漢の琴臺(tái)大劇院でシャオ?ジャンやベテラン女優(yōu)シュイ?チン（許晴）が演じる舞臺(tái)劇「如夢(mèng)之夢(mèng)」（原題）が上演される。このチケットのネット販売が4月6日の正午に始まると、サイトにアクセスが集中し過(guò)ぎ、およそ2時(shí)間にわたってサーバがダウンし、スマホアプリがフリーズするという不具合が起きた。

アクセスが集中した原因は、シャオ?ジャンを間近で見たいファンと、チケットの転売屋が申し込みに殺到したからと想像される。チケットを入手できなかったファンは「もはや運(yùn)だけでなく、入力のスピードやスマホの性能、ネット回線の速度の競(jìng)爭(zhēng)になっている」、「3日前は1枚ぐらい買えるだろうと思っていたが、考えが甘かったと反省している」、「シャオ?ジャンは公式イベントでファンと交流したいと言っていたのに、入場(chǎng)すらできない。數(shù)十萬(wàn)人が入れる會(huì)場(chǎng)でコンサートをやってほしい」などとネット上でコメントした。

舞臺(tái)劇「如夢(mèng)之夢(mèng)」は、2000年代初頭に中華圏で最も注目された演劇のひとつといわれ、上演時(shí)間は8時(shí)間にも及ぶ。難病に侵され入院している患者の夢(mèng)物語(yǔ)に始まり、舞臺(tái)は現(xiàn)代から20世紀(jì)初頭へ、アジアからヨーロッパへと、まるで旅するように移ってゆく。生と死、運(yùn)命、輪廻転生などをテーマに、壯大なスケールで描かれる物語(yǔ)だ。

この舞臺(tái)劇は2000年に臺(tái)北で、2002年には香港で公演が行われ、2005年には臺(tái)北で再演された。2013年からは毎年のように北京で公演が行われており、2021年の今年は武漢、青島、長(zhǎng)沙、深圳、アモイ（廈門）、北京での公演が予定されている。2013年以降の公演でキーパーソンとなる患者を演じたのは、人気俳優(yōu)のフー?ゴー（胡歌）。彼の役を今年からシャオ?ジャンが受け継ぐこととなる。

「陳情令」や「斗羅大陸」などの人気ドラマで、演技力を鍛えてきたシャオ?ジャン。初挑戦の舞臺(tái)でその存在感を発揮し、観客を感動(dòng)に導(dǎo)くことが大いに期待できる。（提供/華流?anomado）