2021年4月9日、環(huán)球時報は、グリーンランドの選挙でレアアース開発反対派が勝利したことについて「西側(cè)メディアがあおり立てている」と報じた。

記事は、デンマーク領(lǐng)のグリーンランドで7日に行われた自治議會選挙にて、左翼政黨のイヌイット?アタカチギットが勝利したと紹介。この結(jié)果について、西側(cè)メディアが「レアアース開発に反対の姿勢を示している同黨の勝利により、レアアースの供給や米中による大國間の競爭に大きな影響が出る。中國企業(yè)が參加するレアアース採掘プロジェクトも頓挫するかもしれない」と報じたことを「あおり立てている」と批判した。

そして、米メディアの報道として、今回の選挙ではクベーンフェルドでのレアアース採掘の是非が大きな焦點となり、與黨の進歩黨は採掘プロジェクトにゴーサインを出し、レアアース産業(yè)がデンマークからの獨立を?qū)g現(xiàn)するための経済的基盤になるとの姿勢を打ち出していたと説明。一方でイヌイット?アタカチギットはレアアース採掘によって深刻な環(huán)境汚染がもたらされるとの認識を持っており、レアアースとともに採掘されるウランが自然の景観や農(nóng)場を汚染することへの懸念も現(xiàn)地住民から出ていたと紹介している。

その上で、中國WTO研究會の霍建國（フオ?ジエングオ）氏が「世論を誘導(dǎo)することが、米國など一部西側(cè)諸國による中國に対するネガティブキャンペーンの手段になっている」と歐米メディアの報道を批判した上で、「グリーンランドについて実務(wù)的な姿勢で、干渉を排除し、経済発展と政治の問題を結(jié)び付けないようにしなければならない」と述べたことを伝えた。

霍氏はまた、中國はレアアースの開発、精錬分野にて長きに渡り発展を続け、世界をリードする技術(shù)を持っているため「グリーンランドは採掘によって環(huán)境破壊が生じることを心配するに及ばない」との見解を示した。（翻訳?編集/川尻）