中國(guó)新聞網(wǎng)は11日、「海外で華僑華人が被害者になる事件が相次いでいる」とする記事を掲載した。

記事によると、ブラジル?サンパウロ市で先日、公園で朝の體操をしていたブラジル華人協(xié)會(huì)の會(huì)長(zhǎng)が銃撃で命を落とした。華僑コミュニティーのリーダーは「ブラジルでは安全に関わる事件が頻発しており、華僑華人はたびたび被害者になっている」と説明。この他、「近年、ブラジルの犯罪率は上昇している」として、華僑や華人を狙った犯罪は恐喝が中心との聲も寄せられている?，F(xiàn)地で商売をする人が多く、現(xiàn)金を使うことに慣れているためターゲットになりやすいのだという。

一方、「南アフリカの治安環(huán)境にも問(wèn)題が存在する」と語(yǔ)るのは南アフリカ華人警民協(xié)力センターの主任だ。同センターは2004年の設(shè)立以來(lái)、現(xiàn)地警察とのやり取りなど犯罪被害者となった同胞に必要なサポートを提供しており、これまでに受理した華僑華人に関する各種案件は3000件を超えた。

記事は、こうした狀況を前に、安全意識(shí)を高めて自分の身を守ったり、事件が発生した場(chǎng)合はただちに警察に通報(bào)して捜査に積極的に協(xié)力したりするよう呼び掛けられていることを伝えた他、「新型コロナウイルスの大流行が人種差別を引き起こした」と指摘。昨年以降、多くの國(guó)で中國(guó)系に対する憎悪犯罪（ヘイトクライム）が増加していることに言及し、米國(guó)の非営利組織「STOP AAPI HATE」の最新リポートとして「昨年3月から今年2月末までに同組織は全米各地で計(jì)3795件のアジア系に対する人種差別の報(bào)告を受けた」と報(bào)じた。（翻訳?編集/野谷）