2021年4月12日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、自動(dòng)車向けチップの供給不足の中國自動(dòng)車企業(yè)に対する影響について、業(yè)界アナリストの意見を報(bào)じた。

記事は、中國自動(dòng)車工業(yè)協(xié)會(huì)のデータとして、今年1～3月の乗用車販売臺(tái)數(shù)が前年同期比で69％増加し、2019年1～3月とほぼ同水準(zhǔn)にまで回復(fù)したとする一方、2月の生産臺(tái)數(shù)、販売臺(tái)數(shù)に注目すると、前月比がそれぞれ37．1％、41．9％減少したと紹介。同協(xié)會(huì)の李邵華（リー?シャオホア）副事務(wù)局長が「自動(dòng)車用チップ不足が原因の一つ」と説明したことを伝えた。

そして、世界的な半導(dǎo)體チップ供給不足により、上汽フォルクスワーゲンでは多くの主力車種が生産停止を余儀なくされたと先週報(bào)じられ、「中國版テスラ」と稱される上海蔚來汽車（ニーオ）も先月26日にチップ不足の影響で安徽省合肥市の工場を5日間操業(yè)停止することを発表したと紹介している。

また、國産の自動(dòng)車向けチップが短期間のうちに高性能な輸入品の代わりとなることは難しいとし、ある自動(dòng)車メーカーの幹部が「仕入れている自動(dòng)車用チップの9割は輸入ブランドで、國産チップはわずか1割。しかも國産品は天窓部分などの駆動(dòng)、給電、通信などの簡単な機(jī)能用が主となっている」と語ったことを伝えた。

一方で、自動(dòng)車業(yè)界アナリストの鍾師（ジョン?シー）氏が「現(xiàn)在需給が逼迫（ひっぱく）しているチップは一部であり、すべての自動(dòng)車用チップの供給が滯っているわけではない。一部の中國車ブランドはスマート化が進(jìn)んでいないため、需給が逼迫している高性能チップを使うことはあまりなく、ローエンドからミドルレンジのチップ供給はそこまで厳しい狀況ではない」とし、チップ不足が中國の自動(dòng)車業(yè)界すべてに押しなべて影響を及ぼすわけではないとの見方を示しつつ、電気自動(dòng)車は大きな影響を受けることになると述べたことを紹介した。（翻訳?編集/川尻）