2021年4月13日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、モンテネグロが中國(guó)から借り受けた10億ドル（約1090億円）を返済できず、歐州連合（EU）に助けを求めていると報(bào)じた。

記事は、英フィナンシャルタイムズの報(bào)道を引用し、モンテネグロが高速道路建設(shè)プロジェクトで中國(guó)から融資を受けた10億ドルの返済期日が迫る中、道路が完成せず返済の見通しも立っていないことから、すでにEUに対して援助を求めたと伝えた。

そして、同國(guó)が抱える「借金」について、2014年に中國(guó)輸出入銀行から融資を受けたものであり、融資期限が7月までになっていると紹介。融資合意書には同國(guó)の土地を擔(dān)保とすることが記載されており、同國(guó)側(cè)に違約があった場(chǎng)合に中國(guó)が現(xiàn)地の相応の土地を使用する権利を持つことになっていると説明した。

高速道路建設(shè)プロジェクトは中國(guó)路橋公司が請(qǐng)け負(fù)っているが、道路は現(xiàn)時(shí)點(diǎn)でなお完成していないという。記事は、このプロジェクトについて「EUの外周地域における影響力を奪い合う地政學(xué)的闘爭(zhēng)の一部になっている」と解説し、EUにとっては當(dāng)該地域との関係を再構(gòu)築する契機(jī)になり得ると報(bào)じている。

その上で、同國(guó)の財(cái)務(wù)相がすでに歐州委員會(huì)、歐州投資銀行などに助けを求めており、EU側(cè)も支援の意向を暗に示したとする一方で、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)では適切な手段が見つかっていないと伝えた。（翻訳?編集/川尻）