Record China 2021年4月14日(水) 11時50分
拡大
福島第一原発の汚染処理水をめぐり、日本を支持するような投稿をしたとして中國の著名コラムニストに批判が集まっている。
日本政府が福島第一原発の汚染処理水を海洋放出する方針を決定したことを受け、中國や韓國で批判の聲が高まる中、日本を支持するような投稿をしたとして中國の著名コラムニストに批判が集まっている。
批判の矛先が向けられているのは、コラムニストで日本事情にも詳しい五岳散人氏。同氏は11日に、287萬超のフォロワーを持つ中國版ツイッター?微博(ウェイボー)アカウントで今回の件に言及。
日本にいるという自身に多くのネットユーザーから心配の聲を寄せてもらったことに感謝を示した上で、NHKの報道を參考に「今回太平洋に放出される廃水(処理水)の基準だが、放射性物質(zhì)のうちストロンチウムとセシウムは基本的に取り除かれるが、トリチウムはまだ殘っている」「含有量はいくらか。廃水の中のトリチウムの濃度は日本國の基準の40分の1、世界保健機関(WHO)の飲用水の基準の7分の1。つまり、もしあなたが飲んでいる水がWHOの基準だとしたら、そこから摂取するトリチウムはこの(処理水の)7倍ということになる」と投稿した。
13日に日本政府が海洋放出を閣議決定すると、同氏の投稿も注目を集め、複數(shù)のアカウントがシェア。14日午前9時の時點で同氏の名前は微博の検索キーワードランキングのトップ20に入っている。
同氏の投稿に対しては、「日本の汚名をそそいだ」「こんな時まで日本を支持するとは」といった批判の聲が殺到しており、復旦大學國際政治學科の沈逸(チェン?イー)教授も日本を批判する動畫の中で同氏を名指し批判したほか、中國メディアの観察者網(wǎng)も「日本政府の宣伝をする中國人までいるのか」としている。なお、同氏による當該の投稿はすでに削除されているようだが、複數(shù)のアカウントによってキャプチャ畫像が拡散されている。
日本の処理水海洋放出をめぐっては、中國外交部の趙立堅(ジャオ?リージエン)報道官が13日の定例會見で「日本が國內(nèi)外からの疑問や反対の聲を顧みず、周辺國を含めた國際社會と十分な協(xié)議も経ず、一方的に海洋放出を決定するというやり方は極めて無責任だ」と批判。記者からの「正常に運転している原発からも廃水は出ており、一部の國はそれぞれの基準で海洋や大気に放出している。なぜ日本はいけないのか」との質(zhì)問に対しても「福島第一原発では最高レベルの放射能事故が起きた。それによって生まれた廃水は、正常に運転している原発の廃水とは全く異なる」などと主張した。(翻訳?編集/北田)
この記事のコメントを見る
Record China
2021/4/14
2021/4/13
人民網(wǎng)日本語版
2021/4/8
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China?記事へのご意見?お問い合わせはこちら
業(yè)務提攜
Record Chinaへの業(yè)務提攜に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る