中國(guó)メディアの澎湃新聞に16日、「戀愛(ài)、結(jié)婚、出産の三つを放棄する若者が韓國(guó)を消滅させつつある」とする記事が掲載された。以下はその概要。

3月は韓國(guó)の學(xué)校が新學(xué)期を迎えるシーズンだが、釜山市の中心部から3キロ足らずの場(chǎng)所にある小學(xué)校は靜まり返っている。60年の歴史を持つが今學(xué)期、正式に閉鎖されたのだ。

韓國(guó)では子どもが減ったことで昨年だけで小中高30校が閉鎖となり、大學(xué)も學(xué)生數(shù)の不足に直面している。昨年の大學(xué)修學(xué)能力試験の受験者數(shù)は49萬(wàn)3433人で全募集人數(shù)を下回った。韓國(guó)の大學(xué)は主に國(guó)立、公立、私立に分かれ、私立はその85％以上を占める。私大の多くが損益の責(zé)任を自ら負(fù)っており、外部からの寄付や技術(shù)移転などを除くとその生存は學(xué)生らの高い學(xué)費(fèi)にかかっている。教育界では廃校ラッシュを危懼する関係者も少なくない。

學(xué)校閉鎖の最も根本的な原因は人口問(wèn)題にある。當(dāng)局の調(diào)査によると、昨年末時(shí)點(diǎn)の人口は5182萬(wàn)9023人で前年末に比べ2萬(wàn)838人減った。また、合計(jì)特殊出生率は2018年に0．98となり、19年は0．92、20年は0．84だった。韓國(guó)統(tǒng)計(jì)局が先月発表した調(diào)査データは30％以上の韓國(guó)人が結(jié)婚後に子どもを産む必要はないと考えていることを指摘した。こうした考えは30歳以下の間でより一般的になっていて、その割合は約半數(shù)に上っている。ますます多くの若者が戀愛(ài)放棄、結(jié)婚放棄、出産放棄を選ぶようになっており、専門(mén)家は「このような観念と出生數(shù)の少なさが続けば韓國(guó)は『世界で初めて消滅する國(guó)』になるかもしれない」と危ぶむ。

獨(dú)身や出産拒否を選ぶ若者が増えている背景には仕事の機(jī)會(huì)の不足や不動(dòng)産価格の高騰、高額な教育費(fèi)がある。結(jié)婚して4年になるある女性はかつては子どもがほしいと考えたが、現(xiàn)実を前に「まずは生きていくこと」を選ばざるを得なかった。就職したばかりの女性にとって産休の取得は「貴重なチャンスを失ってしまう可能性が極めて高い」。不動(dòng)産価格も大きな問(wèn)題で、女性は「結(jié)婚と違って子どもを産むならまずは自分の家を持たなければならない。ただ韓國(guó)ではすでに不可能な夢(mèng)になっている」と話した。

仕事と住居という難関を突破できたとしても、大きな家庭を築きたい夫婦は教育費(fèi)の負(fù)擔(dān)に備えなければならない。韓國(guó)教育部のデータによると、19年、子どもが個(gè)人的な指導(dǎo)を受けるのに親は毎月平均300ドル（約3萬(wàn)3000円）を支払った?！附U済的な負(fù)擔(dān)が韓國(guó)人が結(jié)婚と出産を拒絶する最も主な原因だ。新型コロナウイルスで経済情勢(shì)がさらに悪化すれば、結(jié)婚がより少なくなることを意味する」と人口學(xué)が専門(mén)の教授は語(yǔ)る。

文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は低出生率問(wèn)題の解決に向けた複數(shù)の政策を打ち出しており、計(jì)畫(huà)では22年から赤ちゃん1人の出産につき200萬(wàn)ウォン（約20萬(wàn)円）が支給される。ただ、若者の負(fù)擔(dān)を完全に取り去ることはできず、ある専門(mén)家は「つかの間の『現(xiàn)金甘味料』では若者の苦い経済問(wèn)題を解決できない」と指摘した。（翻訳?編集/野谷）