米國に本拠を置く華字メディアの多維新聞は16日付で、「歐米で熱い議論、中國第1四半期のGDPの伸びは、いかにして驚異の18．3％に達(dá)したのか」と題する記事を発表した。

中國國家統(tǒng)計(jì)局は16日、2021年第1四半期（1－3月期）のGDPは前年同期比18．3％増だったと発表した。多維新聞によると、1992年に四半期ごとの統(tǒng)計(jì)指標(biāo)を発表するようになって以來の最高値という。

英國放送協(xié)會（BBC）はまず、「30年間にわたり高度成長を続けてきた中國としても、18．3％というGDPの伸びは尋常ではない」と評した。続けて、2020年の第1四半期には新型コロナウイルス感染癥の影響を受けて、まれにしか見られない6．8％減という狀況が出現(xiàn)したことで、2021年第1四半期におけるGDPの前年同期比の上昇率が過去數(shù)年間に見られた數(shù)字の3倍にも達(dá)したと指摘。一方で、18．3％増という數(shù)字は、中國経済の強(qiáng)靭（きょうじん）な回復(fù)力も示しているとの見方を示した。

英紙「エコノミスト」の調(diào)査部門であるエコノミスト?インテリジェンス?ユニット（EIU）関係者である経済専門家は、第1四半期に中國のGDP成長率が高い成長率を示した原因として、経済復(fù)活のための広範(fàn)な基盤があっただけでなく、「職場がある都市に留まって、帰省せずに春節(jié)（舊正月）を過ごそう」という、當(dāng)局による呼びかけが関係したと指摘した。結(jié)果として、労働者を使える時(shí)間が例年より増えたために、感染癥の影響が深刻だった前年同期と比べて、GDPの伸び幅がさらに鮮明になったという。

米調(diào)査會社のモーニング?コンサルトは、中國における消費(fèi)者信頼感指數(shù)が3月には、新型コロナウイルス感染癥の発生前の水準(zhǔn)にまで回復(fù)したとする調(diào)査結(jié)果を発表した。4月前半には、さらに上昇したという。消費(fèi)者信頼感指數(shù)は消費(fèi)者心理を反映するもので、個(gè)人消費(fèi)の先行指數(shù)とみなされている。

多維新聞は、世界の多くの國や地域が感染癥によって現(xiàn)在も苦境にある中で、中國では経済が急速に復(fù)舊し、正常な生産活動や消費(fèi)行動が回復(fù)し、さらに成長していると指摘。大規(guī)模な通貨政策や財(cái)政出動に依存していないことを考えれば健全であり、持続により結(jié)びつく狀況との見方を示した。（翻訳?編集/如月隼人）