2021年の中國の映畫興行収入が200億元（約3333億円）を突破した。國産映畫の活況ぶりが數(shù)字を大きく引き上げる要因となっている。

映畫産業(yè)のデータベース?燈塔サービスのリアルタイムデータによると、18日の午後4時24分に今年の映畫興行収入（前売りを含む）が200億元を突破。映畫館へ足を運(yùn)んだ観客數(shù)は約4億7500萬人、上映回數(shù)は3813．04萬回となった。

同時に発表された今年の興行収入ランキングを見ると、10位までに登場した海外作品は、4位に入った米映畫「ゴジラvsコング」の1作のみ。國産映畫の活況と人気が顕著になっている。

ランキング1位となったのは春節(jié)（舊正月）の封切り後、ロングランヒットとなっている「你好、李煥英」で、興行収入は54億700萬元（約901億円）。2位は人気シリーズの第3弾で、前作に続いて妻夫木聡をはじめ、長澤まさみや鈴木保奈美、淺野忠信など多くの日本人キャストが出演する「唐人街探案3」（僕はチャイナタウンの名探偵3）で、45億1400萬元（約753億円）となった。

中國では5月1日から労働節(jié)（メーデー）の連休が控えており、このシーズンを狙って今月末から話題作が新たに投入される。昨年のこの時期は、新型コロナウイルスの感染拡大によって全國の映畫館が閉鎖中だったが、今年は年初から、昨年の落ち込みを取り戻すかのような活況が続いている。（Mathilda）