2021年4月18日、中國(guó)新聞網(wǎng)は70歳のベテランサッカー指導(dǎo)者が語(yǔ)る「20年余りかけても中國(guó)サッカーが発展しない理由」について紹介する記事を掲載した。

記事は、中國(guó)國(guó)內(nèi)でのサッカー競(jìng)技普及、特に青少年におけるサッカー普及に40年取り組んできたという張路（ジャン?ルー）氏の話を紹介。ユース選手育成について、張氏が特に學(xué)校でのサッカーと、ユース育成を別の體系として分けて考えるべきであることを強(qiáng)調(diào)したと伝えた。

張氏は學(xué)校でのサッカーについて「サッカーの普及と教育を主とするもので、子どもたちの體を丈夫にし、心の成長(zhǎng)を促すことが目的であり、優(yōu)れた選手を育てる場(chǎng)ではない」とした。そして、優(yōu)れた選手をセレクションする役割を擔(dān)うのが「學(xué)校外で行われるユース育成」であると指摘。エリート育成を?qū)W校でやってしまうとサッカーが「一部の人のスポーツ」となり、普及が阻害されると述べた上で、中國(guó)サッカーはこの點(diǎn)において20年余りにわたって上手くすみ分けできていないと語(yǔ)っている。

そして、小學(xué)校卒業(yè)後に保護(hù)者が「サッカーか勉強(qiáng)か」を子どもに迫り、多くの有能な子がサッカー選手になることを諦める狀況については「実はわれわれサッカー業(yè)界人の問(wèn)題」と主張。「早すぎる競(jìng)技化、専門(mén)化」によってトレーニング時(shí)間が長(zhǎng)くなり、學(xué)業(yè)の両立を難しくしてしまっているとし、「子どもたちが宿題を終え、夜にサッカークラブで練習(xí)する」という狀況が作れれば保護(hù)者も子どもたちも「二者択一」を迫られる必要がなくなり、進(jìn)路の選択も16歳ごろまで待つことができるようになるとの考えを示した。

張氏によると、中國(guó)では2015年にサッカー改革プランが打ち出されて以降、學(xué)校におけるサッカーの普及が進(jìn)んでいるという。張氏は「確かに現(xiàn)在サッカーをする子どもは増えているが、油斷すればまた功利主義による競(jìng)技化、専門(mén)化の道に戻りかねない」と警戒感を持っており、學(xué)校でのサッカー運(yùn)動(dòng)についてはやり方やルールを工夫し、子どもたちの創(chuàng)造性、創(chuàng)造力、チャレンジ精神を培うとともに、子どもたちがサッカーを楽しいと思うようなものにしていく必要があると語(yǔ)った。（翻訳?編集/川尻）