2021年4月19日、工人日?qǐng)?bào)は「祝日のホテルの大幅な値上げは不條理なのか」とする記事を掲載した。以下はその概要。

新型コロナの感染が落ち著き、ワクチン接種率が高まったことで、中國國內(nèi)の観光業(yè)が活気を取り戻しており、間もなくやってくるメーデー連休が業(yè)界內(nèi)では「史上最も熱いメーデー連休」になりそうだと期待されている。

観光客の旅行熱に伴い、一部の人気地域ではホテルの価格も上昇し、新型コロナ前の価格水準(zhǔn)を超えるホテルすら出ている。果たして、祝日になるとホテルの価格が急上昇するのは、理にかなった話なのだろうか。

法律的な側(cè)面から考えてみよう。中國の価格法では市場(chǎng)調(diào)整価格、政府指導(dǎo)価格、政府決定価格の3種類の価格があり、通常ホテルの価格は市場(chǎng)調(diào)整価格が採用される。価格をちゃんと明示さえしていれば合法、というわけだ。ただ、5月の國際消費(fèi)博覧會(huì)期間中、會(huì)場(chǎng)である海南省海口市の全観光ホテルに対し政府指導(dǎo)価格制度が導(dǎo)入されるといった例外的なケースもある。

消費(fèi)者からは「適度な値上がりは許せるが、何倍も跳ね上がるのは不條理ではないか」「サービスの質(zhì)も大事。価格に見合うサービスが提供されるなら、多少高い値段でも納得できる」という聲が聞かれる。実際の価格や価格表示を巡って利用客とホテル側(cè)でトラブルが起きることも少なくない。

祝日のホテル価格高騰問題を解決するには、當(dāng)局とホテル雙方の努力が必要だ。當(dāng)局は価格表示や不當(dāng)広告に対する取り締まりを強(qiáng)化して消費(fèi)者の権利を守るべきであり、ホテル側(cè)も身勝手な値上げ、サービスが伴わない値上げは評(píng)判を落とすだけだと心得なければならない。

そして、長(zhǎng)い目で見れば空間的、時(shí)間的に宿泊客を分散させ、ホテルの供給不足を緩和することも必要だろう。魅力的な旅行先の選択肢を増やすとともに、人気地域のホテル、民泊の供給力を高めること、さらに有給休暇の取得奨勵(lì)によるオフピーク旅行の推進(jìn)といった手立てが考えられる。（翻訳?編集/川尻）