2021年4月20日、中國(guó)のポータルサイト「網(wǎng)易」は、日中韓の東アジア3國(guó)で2020年度の出生率が過(guò)去最低記録を更新した現(xiàn)狀を分析する記事を掲載した。

記事はまず、中國(guó)共産黨公安部が2月8日に公開(kāi)した「2020年全國(guó)姓名報(bào)告」などのデータを引用し、中國(guó)の出生率低下の現(xiàn)狀を紹介。中國(guó)の新生児の數(shù)は18年が1523萬(wàn)人、19年が1465萬(wàn)人、20年は1003萬(wàn)5000人を記録しており、「『一人っ子政策』を改め、すべての夫婦に2人目の子の出産を認(rèn)めたことで、16年こそ出生數(shù)が増えたが、17年以降は減少が続いている」と説明した。

次に、日本と韓國(guó)の現(xiàn)狀を紹介?！溉毡兢?0年の出生數(shù)は84萬(wàn)8000人で1899年の統(tǒng)計(jì)開(kāi)始以來(lái)、初めて90萬(wàn)人を下回った」「韓國(guó)の2020年の出生數(shù)は27萬(wàn)6000人で、死者數(shù)は30萬(wàn)8000人になり、初めて人口減を記録した」と伝え、「経済発展の間に、出生率が低下するのは長(zhǎng)期的な傾向で普遍的な現(xiàn)象」として、その原因が「工業(yè)化と近代化による女性の地位向上」や「物価の高騰により子育て費(fèi)用がかさむ」など、「多數(shù)の要因が関わっている」と分析した。

また、國(guó)家衛(wèi)生健康委員會(huì)直屬の「中國(guó)人口と発展研究センター」の報(bào)告を引用し、「疫病の流行や地震などの大きな事故や災(zāi)害が発生すると、その9カ月後の出生率が10～15％下がる」と紹介。実際に03年の重癥急性呼吸器癥候群（SARS）流行後、香港の出生率が18％下がったことや、現(xiàn)在のコロナ感染癥対策により、婚禮のような大規(guī)模な集會(huì)を開(kāi)くことができないために、20年1～3月に中國(guó)で婚姻屆を出したカップルは前年比44．7％減の155萬(wàn)7000組であったことに觸れ、「少子化が経済に與えるダメージは大きい。65歳以上の人口が3割近い日本を例にすると、働き手の數(shù)が減少し続けるために定年の年齢を引き上げざるを得ず、年金の出費(fèi)が拡大し、消費(fèi)が落ち込むなど、経済の活力が弱まる悪循環(huán)に陥っている」とした。

記事は最後に「日本や韓國(guó)を手本としてきた學(xué)者たちの予測(cè)によると、22年ごろに中國(guó)は65歳以上の人口が14%に達(dá)し、先進(jìn)國(guó)よりも早いスピードで高齢化社會(huì)に突入するという?！阂蝗摔米诱摺护颏浃幛皮?、中國(guó)はベビーブームが來(lái)るどころか、高齢化がさらに加速している」と指摘した。（翻訳?編集/原邦之）