中國(guó)紙?環(huán)球時(shí)報(bào)は16日付で「日本の混浴にはルールが多い」とする記事を掲載。混浴文化について詳しく説明した。

記事はまず、「日本は溫泉大國(guó)であり、多くの観光客は日本で美しい景色を見(jiàn)るとともに溫泉に入ることを渇望している」と説明。一般的には男湯と女湯に別れているものの、男女混浴も「日本の溫泉の重要な構(gòu)成要素」であり、「古くからの伝統(tǒng)文化」だとした。

そして、中國(guó)人にとっては「奇妙な現(xiàn)象」である混浴について、日本のバラエティー番組やドラマ、アニメなどに登場(chǎng)するように実際に存在はするものの、それを體験するのは「容易ではない」と指摘。日本政府の厳格な規(guī)制やルールも増えているとした。

その上で、日本の混浴の歴史について説明?！甘妨悉摔瑜毪?、日本には古代から混浴があり、庶民らは野外の溫泉で入浴していた。溫泉は疲労回復(fù)と共に他者とのコミュニケーションの場(chǎng)でもあった。當(dāng)時(shí)は男女の區(qū)別は特になく、混浴は自然の産物だった」とした。

さらに、「江戸時(shí)代になると銭湯と呼ばれる公衆(zhòng)浴場(chǎng)が出現(xiàn)し、初めは男女混浴だったものの風(fēng)紀(jì)を亂す行為が橫行したため徐々に混浴が廃止されるようになり、1791年に政府が男女混浴禁止令を出したほか、明治時(shí)代にはさらに規(guī)制が強(qiáng)化された」と紹介。次第に伝統(tǒng)的な日本式の混浴場(chǎng)が廃止され、ホテルなどでは男女別の溫泉が設(shè)置されるようになったと解説した。

記事は、「それでも日本の混浴文化が完全に消えたわけではなく、東北や九州の一部では男女混浴の溫泉も存在し、好奇心旺盛な外國(guó)人観光客も訪れている」とし、SNSでは混浴を紹介する動(dòng)畫が投稿されていると説明。男女混浴ではあるものの、入浴するのはほとんどが社交の場(chǎng)を求める地元の高齢者で、若い人はいないとした。

そして、「溫泉は老若男女が集まる場(chǎng)所で、公衆(zhòng)浴場(chǎng)も多いが、成人男女の混浴は極めてまれなケースであり、ルールも多い」とし、「入浴前にはタオルで體を隠し、入浴中はむやみに異性に視線を向けてはならず、互いに適當(dāng)な距離を保って、必要以上に聲をかけない」ことがそれだとした。

一方で、最近では水著著用可の混浴の溫泉もあり、若い女性も気軽に楽しめるようになっているとも紹介した。

記事はこのほか、日本では親が異性の子どもと一緒に入浴することについても議論があるとし、最近、東京都が銭湯などでの混浴が可能な年齢を「9歳以下」から「6歳以下」に引き下げる方針を示したことを挙げ、「アニメ『ちびまる子ちゃん』では、まる子はおじいさんやお父さんとよく一緒にお風(fēng)呂に入っており、幸せの象徴のようなシーンだが、公衆(zhòng)浴場(chǎng)では他者への配慮が必要との見(jiàn)方が出ている」と伝えている。（翻訳?編集/北田）