日米首脳會(huì)談後の共同聲明で「臺(tái)灣海峽の平和と安定の重要性」に言及したことが中國の反発を招く中、臺(tái)灣メディアのNewtalkは21日、「日本は本當(dāng)に臺(tái)灣のために戦うのか」とする記事を掲載した。

日米の共同聲明で52年ぶりに「臺(tái)灣」が明記されたことについて、蔡英文総統(tǒng)は「臺(tái)灣海峽の平和と安定の重要性を改めて確認(rèn)してくださったことを評(píng)価します」とコメントした。

一方で、記事は「米國が日本に強(qiáng)要した結(jié)果、日本はあいまいさを維持できなくなった」という背景を指摘。日本政府が中國を唯一の合法的な政府と認(rèn)めていること、臺(tái)灣は中國の不可分の一部とする中國の主張について「十分に理解し、尊重する」としていることなどに言及し、ここ數(shù)年は中國と緊密な関係を構(gòu)築していたことについて「米國や臺(tái)灣を不安にさせた」とした。

記事は、「臺(tái)日関係は良好で、東日本大震災(zāi)の支援に感謝したり、中國の高圧的な行為に反感を抱いたり、パイナップルを購入したりしてくれる」とする一方、一般の日本人は戦爭(zhēng)が起こることを警戒していると説明。「（戦爭(zhēng)に）巻き込まれたくない」「子どもや若者を戦場(chǎng)に送りたくない」という意見が大半だとし、「日米安保で日本は守られているが、多くの日本人は中國と仲良くすれば戦爭(zhēng)せずに済むと考えている。普段は臺(tái)灣が好きな日本人でも、その時(shí)（臺(tái)灣有事）になって果たして臺(tái)灣のために戦うだろうか」とした。

その上で、NHKの番組內(nèi)で「日本政府も國民も、現(xiàn)行の憲法や安保法制で臺(tái)灣問題についてどこまでのことができるのかを真剣に考えてこなかった。これについて社會(huì)全體で整理し直さなければならない」との指摘が出たことを挙げ、「日本社會(huì)が中國に十分な警戒心を持っていたかということと関係がある。もし多くの國民が、臺(tái)灣が危ないなら日本も危ないという認(rèn)識(shí)を持っていれば、自然と戦うだろう。もし、社會(huì)にこのような認(rèn)識(shí)がなければそれは難しい。もっとも、中國は日本に対しても領(lǐng)海や領(lǐng)空に侵入する回?cái)?shù)を増やしており、脅威になっている」とした。

記事はまた、臺(tái)灣有事の際に在日米軍基地が攻撃される可能性があるとし、中國西部に橫須賀米軍基地そっくりの実験場(chǎng)が建設(shè)されたとの報(bào)道があったことを指摘。米軍基地への攻撃は日本への攻撃であり、そうなれば直ちに判斷を迫られる狀況に直面することになるとし、「日本も自らの役割について明確化せざるを得なくなる」とした。そして、「日本の多くのメディアでは外交手段を通じて中國と向き合うべきとの論調(diào)だ。日本人が戦場(chǎng)に駆り出されることはないが、臺(tái)灣が陥落すれば日本の安全も保証されない。日本人は臺(tái)灣も日本も（區(qū)別は）ないことを認(rèn)識(shí)しなければならないようだ」と主張した。（翻訳?編集/北田）