中國(guó)と周辺諸國(guó)の領(lǐng)有権爭(zhēng)いが続く南シナ海に集結(jié)している中國(guó)船団に対し、フィリピンのドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)は軍艦を派遣する用意があると言明した。大統(tǒng)領(lǐng)は「石油や鉱物資源の領(lǐng)有権を主張するため」と説明。「中國(guó)が石油を掘削したら、こちらも同じ海域で掘削する」と述べた。

比國(guó)軍當(dāng)局によると、先月から多數(shù)の中國(guó)船がフィリピンに近い海域に集結(jié)。比國(guó)家機(jī)動(dòng)部隊(duì)は今月中旬の段階で南沙（英語(yǔ)名?スプラトリー）諸島のガベン礁周辺に136隻、ケナン礁周辺に65隻の中國(guó)船が集結(jié)しているのを確認(rèn)した。殘りはフィリピンの主張する排他的経済水域（EEZ）內(nèi)の七つの環(huán)礁の周辺に停泊していたという。

さらに中國(guó)が実効支配するスカボロー礁（中國(guó)名?黃巖島）の周辺には「海上民兵」を乗せたとみられる艇長(zhǎng)約60メートルの漁船が10隻停泊しているのを発見した。その近くでは中國(guó)海軍の戦闘艦2隻と中國(guó)海警局の公船3隻も確認(rèn)された。

中國(guó)が人工島を造成して占拠している南沙諸島のミスチーフ礁、ファイアリークロス礁、スービ礁の周辺でも、タイプ22紅稗型ミサイル艇のペア（コルベット艦とタグボート）がそれぞれ1組確認(rèn)され、その日に目撃された中國(guó)海軍の船舶は合計(jì)6隻となった。

これに対し、比側(cè)は韓國(guó)から導(dǎo)入した軽攻撃機(jī)FA-50PHを中國(guó)船団上空に連日出動(dòng)させ、監(jiān)視活動(dòng)を行っている。ロレンザーノ比國(guó)防相は「パトロール活動(dòng)とフィリピン人漁業(yè)者の保護(hù)のために南シナ海に配置している海軍部隊(duì)を増強(qiáng)する」とも明らかにしていた。

ロイター通信などによると、ドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)は19日、南シナ海をめぐり「爭(zhēng)うほどの漁獲量があるとは思えないため現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で漁業(yè)への関心は大きくないが、フィリピンが海底に眠る石油や鉱物資源の採(cǎi)掘を始めるまでには軍艦を派遣し、領(lǐng)有権を主張する」と表明。中國(guó)政府との友好関係を維持する意向を改めて示しながらも、「中國(guó)が石油掘削を開始したら、われわれとの合意の一部なのかと中國(guó)に問うだろう。それが合意の一部でなければ、こちらも同海域で石油を掘削する」とした。

中國(guó)船団について、比側(cè)は「多數(shù)の中國(guó)船が集結(jié)する狀態(tài)が続けば、航行の安全と海上における人命の安全が脅かされ、EEZの海洋資源の恩恵に浴すフィリピン國(guó)民の排他的権利が阻害される」と非難。外交ルートを通じて中國(guó)側(cè)に抗議した。中國(guó)側(cè)は停泊している事実は認(rèn)めながらも、「大げさに騒ぎ立ているが、何も問題はない」などと反発。「嵐を避けているだけ」と繰り返している。（編集/日向）