2021年4月23日、環(huán)球時(shí)報(bào)は、「口では新疆産綿の不買を口にしているが、米國(guó)の體は実に正直だった」とする記事を掲載した。

記事は、米國(guó)のトランプ前政権が頻繁に「新疆カード」を切って中國(guó)をけん制し、ウイグル族に対する強(qiáng)制労働を口実として新疆ウイグル自治區(qū)産の綿花、トマト製品の輸入を禁止する措置を講じていたと伝えた。

その上で、香港紙サウスチャイナ?モーニング?ポストの22日付報(bào)道を引用。中國(guó)稅関総署のデータでは、今年1～3月における同自治區(qū)の対米輸出額が前年同期比113％増の6440萬(wàn)米ドル（約69億5000萬(wàn)円）に達(dá)したことが明らかになったとし、新型コロナ感染拡大前の2019年の同時(shí)期と比べても46．5％増加していたことが明らかになったと紹介した。

また、今年1～3月に同自治區(qū)から米國(guó)に輸出された製品リストでは、綿花製品の総額は數(shù)十萬(wàn)ドルにとどまっており、抗がん剤に広く用いられる化合物、アミノ酸など、化學(xué)工業(yè)製品などが多くの割合を占めていたと説明している。

一方で、同時(shí)期における同自治區(qū)の総輸出額は前年同期比では33．75％増加したものの、2019年の同時(shí)期に比べて6．1％減少したと指摘。輸出総額が減少する中で対米輸出が増えたことに、業(yè)界のアナリストたちが困惑しているとした。

そして、民間シンクタンクであるエコノミスト?インテリジェンス?ユニット（EIU）のアナリスト、ニック?マーロ氏が「この現(xiàn)象は、新疆問題が緊迫化するなかで、新疆からの輸出品にさらなる規(guī)制をかけ、サプライチェーンでの『脫新疆化』を進(jìn)めることは、多くの米國(guó)の顧客にとって極めて大きな苦痛になることを表すものだ」との見方を示したことを伝えている。（翻訳?編集/川尻）