2021年4月22日、中國(guó)中央テレビ（CCTV）は、中國(guó)のテイクアウト料理店の衛(wèi)生問題の実態(tài)について報(bào)じた。

同テレビは、新型コロナ流行の拡大、モバイル決済の普及などにより中國(guó)ではテイクアウト専門の飲食店が急増する中、「提供される食品の安全、衛(wèi)生が確保されているか」と疑問を提起した上で、広東省にある複數(shù)のテイクアウト専門店の調(diào)査を行ったと伝えた。

そして、今月9～12日にかけて同市內(nèi)にあるテイクアウト専門店48店舗の衛(wèi)生狀況をチェックしたところ、店員111人のうちマスクをしていた人がわずか2人、手袋に至ってはたった2人だけという結(jié)果が出たと紹介している。

その上で、ある店舗ではマスクも手袋も裝著していないスタッフが材料の鶏肉を手でさばき、サンドイッチ店では生野菜を素手で扱っていたと紹介。テイクアウト注文アプリのランキングで上位に入っている店では素手どころか上半身裸で調(diào)理をしていたとした。さらに、ゴミが散亂している不潔な床の上に食材の容器を直置きし、スタッフがしゃがんで調(diào)理する光景なども見られたと伝えている。

また、現(xiàn)地の取り締まり擔(dān)當(dāng)者のチェックが緩く、「営業(yè)許可証はそろっている。マスクや手袋をしていないケースが一部で見られた。少し問題がある」などと評(píng)価したり、複數(shù)のテイクアウト店が同居している施設(shè)では「清掃を完了した」と確認(rèn)した店舗以外の店では床にゴキブリがいたり、といった狀況が起きているとした。

同テレビによれば、この狀況を同市市場(chǎng)監(jiān)督管理局に連絡(luò)したことで、同局がテイクアウトサービスプラットフォームの責(zé)任者を呼び出して事情を聴くとともに、市內(nèi)のネット飲食サービスの食品安全に関する特別取り締まりを開始したと伝えている。（翻訳?編集/川尻）