中國(guó)外交部新聞司司長(zhǎng)の華春瑩（ホア?チュンイン）報(bào)道官はツイッターでその作品の素晴らしさを紹介し、米國(guó)航空宇宙局（NASA）は幾たびとなく作品の買い取りを持ち掛けたものの、それを拒絶された。そんな話題を集める蘇州刺繍作家である陳英華（チェン?インホア）さんは、2021年度中國(guó)宇宙の日始動(dòng)並びに中國(guó)宇宙大會(huì)開幕式典の授賞式において、その刺繍作品「宇宙星空シリーズ」で、中國(guó)國(guó)家航天局（宇宙局）から「宇宙探索と蕓術(shù)アイデアコンテスト」の特別賞を授與された。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。

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第6回「中國(guó)宇宙の日」メイン會(huì)場(chǎng)イベントでは、初となる科學(xué)技術(shù)と文化蕓術(shù)を結(jié)び付けた公益性を備えたコンテスト?2021年「宇宙探索と蕓術(shù)アイデアコンテスト」が行われた。同コンテストでは、グラフィックデザイン部門、撮影部門、服飾部門、ニューメディアアート部門といったコンテストの部門が設(shè)けられ、「宇宙＋文化蕓術(shù)」という業(yè)界を越えたスタイルで、科學(xué)技術(shù)と蕓術(shù)を融合させた國(guó)際的なイノベーション交流?協(xié)力プラットフォームを立ち上げている。

女性刺繍作家の陳英華さんが作った刺繍作品「宇宙星空シリーズ」は世界各地からコンテストに応募したアーティスト500人の中でも、その才能が際立っていた。

14歳の頃から刺繍を始め、すでに30年以上刺繍を続けている陳英華さん。刺繍の道を究めるにはひたすら地道で長(zhǎng)い月日を必要とし、毎日十?dāng)?shù)時(shí)間もの練習(xí)が必要となるため、とても退屈でつまらないとする人もいる。しかし陳さんの目にはそれが一種の楽しみと映っている?！秆蛳陇恧筏拼炭悿工毪取⑿膜浃林虻盲?。私はそんな感覚がとても好き」と語る。針を筆に、糸を畫材にして、30年以上にもわたって、陳さんは探索と革新を続け、中國(guó)と西洋の絵畫や寫真と刺繍蕓術(shù)を結(jié)び付け、次第に陳さん獨(dú)自の刺繍蕓術(shù)のスタイルを作り上げてきた。

2006年に、陳英華さんは初めて天體望遠(yuǎn)鏡によって記録された星空の寫真を目にし、宇宙の美しさに心を打たれ、蘇州刺繍を使って、この天文の織りなす景色を再現(xiàn)してみようと決心した。星雲(yún)の艶やかな色彩やぼうっと光った雲(yún)のようなつかみどころのない輪郭を刺繍で表現(xiàn)するため、様々なステッチに取り組み続け、刺繍してはやり直し、やり直してはもう一度刺繍するといったことは日常茶飯事だったという。最終的に、使用する一部のシルク糸は、ほとんどカイコが吐き出した時(shí)の糸の細(xì)さほど、一般的なシルク糸の16分の1ほどの細(xì)さの糸となった。そして2年ほどを経て、陳さんは10種類以上のステッチを用いて、刺繍ならではの蕓術(shù)的な表現(xiàn)方法を用いて、16作品を完成させた?，F(xiàn)在、彼女の作るこの「宇宙星空シリーズ」のデザインはすでに26作品にまで増えている。

2012年、陳英華さんの刺繍作品「宇宙星空シリーズ」が、第28回「國(guó)際天文學(xué)連合會(huì)」で展示されると、世界の物理學(xué)者や天文學(xué)者たちを驚嘆させた。これらの刺繍作品を購(gòu)入したいと出展者側(cè)からの申し出もあったが、「私はこれらの作品は中國(guó)の科學(xué)技術(shù)館か天文館で展示した方がより相応しいと思う。私は宇宙が大好きなので、これらの作品を中國(guó)にとどめて、もっと多くの中國(guó)の人々に見てもらいたい」とその申し出を斷った。

2003年から、陳英華さんは北京故宮博物院や頤和園などの刺繍文化財(cái)の複製活動(dòng)にも參加し始めた。陳さんは、「故宮の文化財(cái)の色合いと技法に対する要求は非常に高く、しっかりとした基礎(chǔ)がなければ、とても完成できるものではない。多くの文化財(cái)はすでに本來あった色合いや美しさが失われてしまっており、それらを一つ一つ復(fù)元し、人々に見せるのが私たちの仕事。2003年から現(xiàn)在までに、私たちはすでに故宮博物院で100點(diǎn)以上の文化財(cái)を修復(fù)してきた」と語る。そして、「宇宙星空シリーズを作っていた當(dāng)初、まさかこれほど多くの宇宙を愛する人々が私の作品を好きになってくれるとは思ってもみなかった。私は一人の手工蕓アーティストとして、これからも現(xiàn)代科學(xué)技術(shù)と伝統(tǒng)文化を結(jié)び付け、より多くの作品を生み出し続けることで、中國(guó)の蘇州刺繍をより大きな世界へと羽ばたかせていく」と語った。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/TG）