フランスメディアのRFIは2日、米インド太平洋軍の司令官交代式への出席などのためにハワイを訪れた米國(guó)のオースティン國(guó)防長(zhǎng)官と、新任のアキリーノインド太平洋軍司令官の発言を紹介する記事を発表した。いずれも中國(guó)軍の急速な現(xiàn)代化と西太平洋での影響力拡大を意識(shí)したものという。アキリーノ司令官は交代式の場(chǎng)で、出席した臺(tái)灣の劉志斌氏に謝意を表明した。

アキリーノ司令官は就任のあいさつで、交代式に出席した臺(tái)灣海軍の劉志斌司令官の名を挙げ、米國(guó)は臺(tái)灣と75年間にわたって盟友でありパートナーの関係を保ったことが、すべての國(guó)家が繁栄し発展する環(huán)境を創(chuàng)出したとして、謝意を示した。また、「創(chuàng)出された環(huán)境」とは法治を土臺(tái)とする國(guó)際秩序であり、大國(guó)も小國(guó)も紛爭(zhēng)や対立を平和的に解決でき、地域の安定が維持されてきたと論じた上で、「現(xiàn)在はまさに、このような環(huán)境が挑戦を受けている」と主張した。

同司令官は、インド－太平洋は米國(guó)の將來(lái)にとって最も重要であると同時(shí)に、安全面で最も大きな挑戦を受けている地域であり、米國(guó)が優(yōu)先して注目する作戦區(qū)域であると表明。さらに「太平洋抑止イニシアティブの推進(jìn)に注力することで、中國(guó)の影響力に対抗する」と述べた。

一方、オースティン國(guó)防長(zhǎng)官はインド太平洋軍の司令部を視察した際に、國(guó)防長(zhǎng)官就任後初となる演説を行った。同長(zhǎng)官は、「次の重大な戦爭(zhēng)は、従來(lái)の戦爭(zhēng)とは全く異なるものになる」と表明。軍に対して、より速く、「戦時(shí)の速度」をもって新たな能力を獲得するよう求めた。

また、技術(shù)の急速な発展とは、陸?海?空および宇宙とサイバー空間の5分野の全てにおいて米國(guó)の安全を確保するための、すべての作業(yè)の変化を意味すると述べ、量子コンピューティングや人工知能など先端技術(shù)への取り組みが、米軍を支えることになると表明した。

同長(zhǎng)官は、米軍が念頭におく相手については言及しなかったが、RFIは「中國(guó)が軍の現(xiàn)代化を加速させていることを暗に示すことは明らか」と評(píng)した。（翻訳?編集/如月隼人）