2021年5月4日、環(huán)球時報は、南シナ海に停泊する約220隻の中國船に対し「消えうせろ」と罵聲を浴びせたフィリピンのロクシン外相が謝罪ツイートを発表したと報じた。

記事は、ロクシン外相が3日にツイッターで南シナ海の南沙（スプラトリー）諸島付近に停泊している中國船舶に対し、汚い英語表現(xiàn)を用いた上で「消えうせろ」とツイートしたことを紹介。これに対して同國のドゥテルテ大統(tǒng)領(lǐng)が同日夜のテレビ番組で名指しを避けつつロクシン外相を批判し「中國はわれわれの恩人であることに変わりはない。衝突があるからと言って、無禮になったり相手を尊重しなかったりしていいわけではない」と発言したことを伝えた。

そして、ロクシン外相が4日に再びツイッターでこの件に觸れ、中國の王毅（ワン?イー）外相に謝罪をするとともに「王外相は史上最も優(yōu)雅で聡明な外交官。私は、心持ちや態(tài)度において王外相の優(yōu)雅さを模倣しようという難しい夢を抱き続けている」と王外相の人となりを稱賛したとしている。

中國やフィリピンなどの間で領(lǐng)有権の爭いがある同諸島付近では、3月中旬より漁船と稱する中國の船舶約220隻が停泊している。記事は、フィリピン當局が「船はわれわれの排他的経済水域內(nèi)にいる。漁船で漁をしている様子は見られず、船員は中國の海上民兵だ」と主張していることを紹介した。（翻訳?編集/川尻）