中國紙の半島晨報(bào)は4日、中國四川省成都市に出現(xiàn)した「ブラインドボックスペット」について、「たくさんの子貓や子犬が息も絶え絶えの狀態(tài)だった」などと指摘する記事を掲載した。

「ブラインドボックス」とは中身の見えない箱に小さなフィギュアなどを入れた中國で人気の小型玩具で、購入者は開けて初めて中にどんな物が入っているかが分かる。成都市にこのほど出現(xiàn)した「ブラインドボックスペット」は子貓や子犬をそのような狀態(tài)で販売するもので、記事によると同市では1臺(tái)のトラックに「ブラインドボックスペット」として販売される160匹余りが詰め込まれていた。劣悪な環(huán)境のため箱の中で死んでしまうリスクは高く、実際に蟲の息になっていた貓や犬は少なくなかったという。

記事は動(dòng)物愛護(hù)ボランティアによる救出活動(dòng)について伝えるとともに、「ブラインドボックスペット」は決して目新しい現(xiàn)象ではないこと、9．9元（約170円）や19．9元（約340円）で販売されるケースがあることなどに言及。また、「売り手は『高価な貓や犬が入っている可能性が』などとうたっている」と述べ、「商品説明には『受け取り拒否、返品交換を受け付けません』とのただし書きがしばしば現(xiàn)れる」「悪質(zhì)な業(yè)者が金もうけのために死にそうな小動(dòng)物を発送する可能性もある」とも指摘した。

さらに「ブラインドボックスペット」の販売には違法行為の疑いもあるといい、記事は「郵政法実施細(xì)則」や「動(dòng)物防疫法」について紹介した上で「売買がなければ（動(dòng)物を）傷付けることもない。貓や犬が溫かい扱いを受けられるよう願(yuàn)う」と締めくくった。（翻訳?編集/野谷）