2021年5月5日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語(yǔ)版サイトは、太平洋の島國(guó)?キリバスで米軍が廃棄した滑走路を中國(guó)が再利用する計(jì)畫(huà)を立てていると報(bào)じた。

記事は、英ロイターが報(bào)じた?jī)?nèi)容として、キリバスの野黨関係者が同國(guó)中部のカントン島にある米軍が廃棄した滑走路や橋について中國(guó)が再利用の計(jì)畫(huà)を立てていると述べ、「キリバス政府は、橋や滑走路の修復(fù)の可能性について検討しているという情報(bào)以外の詳細(xì)については明らかにしていない」と語(yǔ)ったことを伝えた。

そして、軍事専門(mén)家からは「カントン島は戦略上非常に重要な位置にあり、もし中國(guó)による工事が完了すれば島は『海上の航空母艦』になるだろう」との意見(jiàn)が出たとした上で、「キリバス政府や中國(guó)政府はロイターによる問(wèn)い合わせにコメントを出していない」とした。

中國(guó)が再利用を計(jì)畫(huà)しているという滑走路があるカントン島は米國(guó)からニュージーランド、オーストラリアへの航路上に位置しており、第2次世界大戦中に米海軍が當(dāng)時(shí)英國(guó)領(lǐng)だった現(xiàn)地に軍事基地を建設(shè)し、戦爭(zhēng)終了後は民間航空機(jī)のハブ空港として利用されていたという。

記事は、キリバスが2003年に中華民國(guó)と國(guó)交を結(jié)んだ後、19年には中華人民共和國(guó)との國(guó)交に切り替え、昨年1月にはマアマウ大統(tǒng)領(lǐng)が北京を訪問(wèn)し、「一帯一路」合意文書(shū)に署名を行ったと紹介。同4月の立法選挙で與黨が敗北を喫して反中勢(shì)力の臺(tái)頭が指摘されたものの、同6月の大統(tǒng)領(lǐng)選挙で同大統(tǒng)領(lǐng)が他候補(bǔ)を大差で破って再選を果たしたと伝えている。（翻訳?編集/川尻）