臺灣、半世紀ぶりの記録的干ばつ、不足する半導體生産への影響も懸念

Record China    2021年5月9日(日) 13時10分

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臺灣が半世紀ぶりの記録的な干ばつに見舞われている。製造時に大量の水が必要な半導體産業(yè)への影響を懸念する聲が上がっている。臺灣最大の湖「日月潭」が干ばつに見舞われ、湖岸の土が露出している。

臺灣が半世紀ぶりの記録的な干ばつに見舞われている。一部自治體では週2日間の斷水を実施。農産物被害が報告されているが、臺灣は世界的に不足する半導體の一大生産基地でもある。製造時に大量の水が必要な半導體産業(yè)への影響を懸念する聲が上がっている。

臺灣?中央通信社などによると、臺灣では昨年、臺風が上陸せず、臺風による降雨がもたらされなかった。今年に入っても中部や南部ではまとまった雨が降っておらず、過去56年で最も深刻な水不足となっている。

今年に入っても中部や南部ではまとまった雨が降らないまま。西太平洋のカロリン諸島で4月14日に発生し、18日には895hPa(ヘクトパスカル)に発達した猛烈な臺風2號が臺灣に接近すれば降雨の期待があったが、日本のはるか南の海上で進路を東に変えてしまい、25日に溫帯低気圧に変わってしまった。

臺灣中部を流れる臺灣一長い河川、濁水渓の下流は枯渇した。濁水渓は南投県、雲(yún)林県、彰化県、嘉義県を東西に流れる。本流の全長は約187キロ。河口に近い西浜大橋付近で川の水が枯れ、4月26日にはそのやや上流の自強大橋付近も干上がっているのが確認された。

濁水渓流域を管轄する経済部(経済?。┧鸬谒暮哟ň证味緞偢本珠Lは中部や南部で半年以上まとまった雨が降っていないことから、河川の水量が不足していると指摘。「早く雨が降って干ばつが解消されるよう神頼みするほかない」と切実な思いを口にした。

半導體ファウンドリー(受託生産)で世界最大手の臺灣積體電路製造(TSMC)は、臺灣中部に生産拠點がある。臺灣の半導體工場は世界の生産量の65%を賄っており、生産能力の大半をTSMCが占める。

TSMCは1日で20萬トン弱の水を使うとされるが、TSMCの工場群がある臺中市の水不足は特に深刻。付近の主要なダム二つの貯水率は5%前後に低下していると伝えられている。TSMCなどは給水車を使って貯水率が比較的高いダムから水を運び、工場を稼働させているという。

事態(tài)を重視した臺灣の蔡英文総統(tǒng)は3日、北部の水がめの石門ダム(桃園市)を視察し、深刻化する臺灣の水不足問題の解決に向けた対策の徹底を各関係部門に指示した。蔡総統(tǒng)は干ばつによる被害を乗り越えられるよう、新たな水源の開発とダムに堆積した土砂排出の加速化を求めるとともに、海水淡水化や汚水の回収?再利用など各種の水資源計畫を引き続き進めるよう要請した。(編集/日向)

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