2021年5月10日、中國(guó)中央テレビ（CCTV）は、インド洋に落下した中國(guó)の長(zhǎng)征ロケットについて「英語(yǔ)圏メディアが新語(yǔ)まで作ってあおり立て、中國(guó)をおとしめようとしている」と報(bào)じた。

記事は、英語(yǔ)圏メディアがここ數(shù)日長(zhǎng)征5Bロケットについて「中國(guó)のロケット破片が人間に當(dāng)たる」「制御不能になった長(zhǎng)征ロケットが地球に墜落する」「中國(guó)の宇宙事業(yè)の行動(dòng)は無(wú)責(zé)任だ」などと批判する報(bào)道を行うとともに、一部メディアは「制御不能な殘骸」という新語(yǔ)まで生み出して中國(guó)をおとしめようとしていると主張した。

その上で「第1段ロケットは大気圏を出る前に燃料が盡きて離脫し、大気圏再突入時(shí)の高溫摩擦がないために落下した際のリスクが大きい。このリスクを大幅に低減するために、われわれは赤道と海に近い海南省の文昌に発射地點(diǎn)を設(shè)置したのだ。第2段ロケットは高さ10階相當(dāng)、重さ23トンという巨大物體だが、大気圏再突入時(shí)にほぼ燃え盡きる。そして燃え殘りの落下地點(diǎn)は海となる確率が極めて高くなっている」と説明し、長(zhǎng)征5Bロケットの問(wèn)題が「メディアによってリスクが誇張されたのである」と主張した。

さらに、米CNNの関連報(bào)道について「制御不能な宇宙の殘骸がどこに落ちるか、バイデン政権は何をするべきかなどとまことしやかに論じているが、最後の落とし所は『専門(mén)家が言うには、発生確率があまりにも低いので、特に防備する必要はなく、眠れない夜を過(guò)ごすに及ばない。他に心配すべきことがたくさんあるとのことだ』である」と紹介した。

そして「一連の報(bào)道は、米國(guó)の一部政治家やメディアが、中國(guó)の宇宙事業(yè)の発展を國(guó)際社會(huì)に向けた中國(guó)に対するネガティブキャンペーンの手段として用いたに過(guò)ぎないのだ」と結(jié)論づけている。（翻訳?編集/川尻）