2021年5月12日、仏國(guó)際放送局RFIの中國(guó)語版サイトは、日本が新型コロナウイルスの変異株により厳しい狀況を迎えていると報(bào)じた。

記事は、菅義偉首相が7日、東京、京都、大阪、兵庫の4都府県に出していた緊急事態(tài)宣言を31日まで延長(zhǎng)するとともに、愛知、福岡の2県を宣言の対象に追加することを決定したと伝えた。

その上で、日本が直面している新たな課題が変異株の急速な感染拡大であるとした。現(xiàn)在日本には英國(guó)、南アフリカ、ブラジル、フィリピンでそれぞれ見つかった変異株が主に存在し、感染が広がっていると紹介。変異株の特徴として、原始ウイルスより感染力が強(qiáng)く、マスクをせずに會(huì)話した場(chǎng)合、5分ほどで感染する可能性があること、毒性が強(qiáng)く重癥化率、死亡率が高いこと、ワクチン接種や感染によって生じた抗體の効果が低減する「免疫逃避」が起こることを挙げている。

そして、研究では英國(guó)型、南アフリカ型、ブラジル型、インド型のいずれにおいても免疫逃避が生じることがわかっているとした。また、南アフリカで行われ、3月に醫(yī)學(xué)誌「ニューイングランド?ジャーナル?オブ?メディシン（電子版）」に発表された臨床試験の結(jié)果を紹介。2021人をアストラゼネカ製ワクチン接種群とプラセボ接種群に分けて実施した試験では、両群間に南アフリカ型変異株感染者數(shù)の顕著な差はなく、有効率が10．4％という結(jié)果になり、研究グループが「同社製ワクチンは南アフリカ型変異株に効果なし」と結(jié)論づけたと伝えた。

記事は、日本の新型コロナワクチン接種速度が緩慢であり、5月6日時(shí)點(diǎn)で全人口の1．6％しか2回の接種が完了していないと紹介。この狀況に「免疫逃避」の起こる変異株の流行が加わることで、日本の新型コロナ対策は「さらに厳しい狀況」に追いやられることになるとした。（翻訳?編集/川尻）