韓國の文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)は19日午後、米韓首脳會談のために渡米するが、同行するメンバーに夫人の金正淑（キム?ジョンスク）氏は含まれていない。韓國?中央日報がその理由について報じている。

記事によると、文大統(tǒng)領(lǐng)と金氏は6月初めに英國で開催される主要7カ國首脳會議に出席するため、3月に1度目の新型コロナワクチン接種を終えていた。ところが米韓両國は4月16日に「5月末に首脳會談を開催する」と共同で発表。英國訪問前に訪米のスケジュールが追加されたため、大統(tǒng)領(lǐng)府は急いで訪米隨行団を決定し、大統(tǒng)領(lǐng)夫妻も4月30日に2度目のワクチン接種を行った。米國からは徹底した防疫措置を要求されており、首脳會談の日程は2度目の接種から2週間以上が経過した5月21日に確定。隨行団も最少人數(shù)に縮小され、この過程で金氏はメンバーから除外されたという。

しかし、記事は「防疫以外の理由も挙げられる」と指摘。そのうちの一つは米國初の「働くファーストレディー」であるジル?バイデン大統(tǒng)領(lǐng)夫人への配慮というもの。ジル夫人はバイデン大統(tǒng)領(lǐng)の當(dāng)選後も教師の仕事を継続しており、金氏が同行してもジル夫人と會う日程を調(diào)整するのは難しいとみられているという。文大統(tǒng)領(lǐng)に先立ち4月に訪米した菅義偉首相も、夫人は同行していない。

これまで金氏は持ち前の社交的な性格を生かし、數(shù)々の外交の場で文大統(tǒng)領(lǐng)をサポートしてきた。過去の訪米時にはメラニア前米國大統(tǒng)領(lǐng)夫人と良好な関係を結(jié)び、2018年にはホワイトハウスにおいて夫人同士の晝食會も実現(xiàn)。また、同年の南北首脳會談では北朝鮮の李雪主（リ?ソルジュ）夫人と手をつないだり腕を組んで歩いたりする様子が公開され、17年のフィリピン訪問時には大ヒット曲「江南スタイル」に合わせてダンスをする姿も話題になった。

しかし、必ずしも肯定的な評価だけではないという。19年のラオス訪問時には空港で文大統(tǒng)領(lǐng)よりも先に専用機(jī)を降りて歩く姿が物議を醸し、18年のチェコ訪問時には文大統(tǒng)領(lǐng)を見失った金氏が「私の夫はどこ？」言いながら大統(tǒng)領(lǐng)に走り寄る様子が周囲を驚かせた。また記事は、「金氏が18年に軍用機(jī)に乗って単獨でインドを訪問したことも、野黨の批判を買った」と伝えている。

この報道を見た韓國のネットユーザーからは、「稅金の無駄遣いだから行かなくていい」「タダで海外旅行するチャンスを逃しちゃったね」「夫妻が一緒にいる寫真を見ると、金氏が大統(tǒng)領(lǐng)で文氏が秘書みたい」「たくさん服を持ちすぎ。生活に苦しむ國民のことは眼中にないんだな」「一國の大統(tǒng)領(lǐng)夫人が『私の夫はどこ？』なんて言いながら走る姿は品性に欠ける」「海外訪問の度に恥ずかしく感じてたから、行かなくてよかった」など、金氏に対する否定的な聲が相次いでいる。（翻訳?編集/丸山）