バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)と文在寅（ムン?ジェイン）大統(tǒng)領(lǐng)の初の対面での首脳會談が22日に米ホワイトハウス行われる。これを受け、韓國?中央日報は両者の「相性」を分析する記事を掲載した。

記事はまず「今回の首脳會談を前に韓國大統(tǒng)領(lǐng)府には緊張感が流れている」とし、「バイデン大統(tǒng)領(lǐng)との初の対面が、今後の朝鮮半島政策をはじめとする新たな米韓関係を築く上で重要になってくるため」としている。

4年前の2017年6月、文大統(tǒng)領(lǐng)は當(dāng)時のトランプ大統(tǒng)領(lǐng)と初の米韓首脳會談を行った。當(dāng)時の事情をよく知る関係者は「會談が非公開に変わった直後にトランプ大統(tǒng)領(lǐng)の態(tài)度は急変した。文大統(tǒng)領(lǐng)が朝鮮半島問題について言及したが、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は『暴言』に近い言葉を織り交ぜつつ『金の話』ばかり取り上げるなど、厳しい會談になっていった記憶がある」と振り返り、「初會談は完全に異なる利害関係のため容易ではなかった。文大統(tǒng)領(lǐng)が『韓國に民主主義と資本主義を広めた國は米國。韓國の成功は米國のやりがいになるだろう』と伝えたところ、トランプ大統(tǒng)領(lǐng)がこれに大きく同意を示しようやく計畫していた首脳會談の軌道に乗せることができた」と話したという。

當(dāng)時トランプ大統(tǒng)領(lǐng)は、南北関係より米韓FTA（自由貿(mào)易協(xié)定）の再協(xié)議や防衛(wèi)費の引き上げなどに関心を持っており、非公開會議の際には文大統(tǒng)領(lǐng)の言葉に対し「そんなことは実務(wù)者が答えなさい」と參謀に返事を指示する場面も見られたという。

文大統(tǒng)領(lǐng)は19日の出國前に「バイデン政権の外交安保チームは朝鮮半島をよく知っており、対話はスムーズなものと期待している」と話した。記事は「バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は企業(yè)家出身のトランプ前大統(tǒng)領(lǐng)と異なり、12年間にわたり米上院外交委員會で活動したワシントン最高の外交通とされている」とし、「特に今回の會談は金大中（キム?デジュン）政権とクリントン政権が重なった1998～2001年以降20年ぶりに再開される進歩系政黨出身大統(tǒng)領(lǐng)同士の會談だ」と説明している。

バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は自敘伝で、尊敬する人物に金大中元大統(tǒng)領(lǐng)を挙げている他、太陽政策に対しても支持の立場を明らかにしていたという。また、文大統(tǒng)領(lǐng)の訪米直前にホワイトハウス國家安全保障會議のキャンベル?インド太平洋調(diào)整官が韓國メディアとのインタビューで「米國の対北朝鮮政策は敵対ではなく解決を目標にしている。成果を出せるよう実用的措置を講じる準備もできている」と明らかにしたことに対しても、韓國大統(tǒng)領(lǐng)府は期待を寄せているという。

その他にも記事は「両首脳が敬けんなカトリック信者であること」「弁護士出身という共通點があること」「大統(tǒng)領(lǐng)府とホワイトハウスで犬と貓を飼っている」という共通點についても注目している。

なお、文大統(tǒng)領(lǐng)は今回も失郷民（※朝鮮戦爭の際に、朝鮮民主主義人民共和國から大韓民國へ避難し、故郷に戻れなくなった人々）出身である自らの「家族史」を米韓同盟を強調(diào)する素材として活用するものとみられている。2017年の初の訪米時も、興南（フンナム）撤退作戦に言及し「當(dāng)時ビクトリア號に乗り込んだ避難民の中に私の両親もいた。興南撤退作戦の成功がなければ、今の私もいなかっただろう」と話していたという。

この記事に対し、韓國のネット上では「文大統(tǒng)領(lǐng)は進歩系を裝った共産主義系で、バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は真の進歩系。理念的にみても異なる」「仲良し？トランプ前大統(tǒng)領(lǐng)よりバイデン大統(tǒng)領(lǐng)の方が文大統(tǒng)領(lǐng)のことを嫌いなはず」など反論の聲が上がっており、「どうせ北朝鮮のことばかり言うだろう。きっとバイデン大統(tǒng)領(lǐng)もうんざりするはず」「文大統(tǒng)領(lǐng)は日本がすることにだけ反応する（笑）」「『一人飯』さえなかったらいいんじゃない？」「どうせまたA4用紙見ながら読むんでしょ？それを見たバイデン大統(tǒng)領(lǐng)はいい気がすると思う？」「北朝鮮や中國にとっては信頼できる政治家だろうね」と皮肉たっぷりのコメントも寄せられている。（翻訳?編集/松村）