2021年5月26日、米華字メディア?多維新聞は、中國(guó)で北海道教育大學(xué)元教授の袁克勤（ユアン?カーチン）氏がスパイ容疑により當(dāng)局に身柄を拘束されている件について、中國(guó)外交部が「確たる証拠がある」とコメントしたことを報(bào)じた。

記事は、袁氏が2年前に中國(guó)に一時(shí)帰國(guó)した際にスパイ容疑で身柄を拘束された袁氏に対する注目が高まっているとした上で、袁氏の長(zhǎng)男である袁成驥（ユアン?チョンジー）氏が支援者とともに札幌で25日に記者會(huì)見を行い、父親の潔白が一日も早く証明されて釈放されることを望むとコメントしたことを伝えた。

一方で、中國(guó)外交部の趙立堅(jiān)（ジアオ?リージエン）報(bào)道官は26日の記者會(huì)見で「袁氏は中國(guó)國(guó)民でありながら、長(zhǎng)期にわたり日本の情報(bào)機(jī)関のスパイからの要求に応じ、日本のために中國(guó)に対して諜報(bào)活動(dòng)を行っていた。すでにスパイ容疑で中國(guó)國(guó)家安全當(dāng)局による法に基づく審査を行い、先日は本人が容疑を認(rèn)める供述を行った。事実ははっきりとしており、確たる証拠もある」と述べ、袁氏がすでに検察から起訴され、裁判所での審理に移っていることを明らかにした。

趙報(bào)道官は「袁氏の冤罪（えんざい）を主張する者は、事実をはっきり認(rèn)識(shí)していないのか、それとも分からないふりをしているか。わが國(guó)は法治國(guó)家であり、國(guó)に危害を與える人物は當(dāng)然法の裁きを受ける。これにより中國(guó)のイメージをおとしめ、中國(guó)の司法に干渉しても、徒労に終わる」とも述べた。

記事は、袁氏が日本滯在中に一橋大學(xué)の法學(xué)博士號(hào)を取得していたと紹介するとともに、中國(guó)外交部が昨年3月にも袁氏について「スパイ容疑で國(guó)家安全當(dāng)局の審査を受けている」とコメントしていたことを伝えた。（翻訳?編集/川尻）