支持率低下に苦しむ菅義偉內(nèi)閣について、中國メディアは「戦術(shù)と戦略の両面で苦境を迎えている」と報(bào)じた。戦術(shù)面はワクチン接種の遅れなど後手に回る新型コロナウイルス感染癥対策で、戦略面は「戦後日本の政治體制の弊害が長期的に発展?蓄積された結(jié)果」との見方を示した。

中國網(wǎng)は菅內(nèi)閣に関して陳友駿?上海國際問題研究院研究員が執(zhí)筆した記事を掲載。戦術(shù)的な問題では、まず「新型コロナウイルスの対応」を挙げた。

この中では「日本の多數(shù)の國民は現(xiàn)在、政府の感染対策に不満を抱いており、さらには失望と倦怠（けんたい）の『政治疲れ』が生じている」と指摘。ワクチン接種の遅れもあり、「日本國內(nèi)の感染狀況は全體的に効果的にコントロールされておらず、一部地域では広く感染拡大している。今後の感染狀況は依然として不確実だ」と述べた。

記事は続いて「経済回復(fù)の取り組みが弱く、短期間內(nèi)に顕著な効果を上げられない」と言及。「感染癥が猛威を振るう中、経済の著実な回復(fù)の実現(xiàn)は菅政権が必要な政治資本を得るための重要な手段の一つであるが、菅政権が提出した成績表は理想的なものではなかった。多くの補(bǔ)償?shù)膜式U済政策も決定の遅れや予算不足により批判を浴びており、政府はマクロ経済発展の調(diào)整の『絶好の時(shí)期』を失している」とした。

3點(diǎn)目は「東京五輪問題」?！溉毡兢歉腥緺顩rが依然として深刻であるにもかかわらず五輪を開催すれば、政治的な評(píng)価を高められるかもしれないが、支持率をさらに失うことは間違いない」と斷言?！袱长稳膜蚊埭韦Δ?、中心的な問題は新型コロナ対策で、経済と五輪は派生的な問題だ。菅政権が順調(diào)かつ著実に感染癥の試練を克服し、日本の衛(wèi)生安全を保証し、國民の基本的な健康の需要を満たせるかに（政権の先行きが）左右される」と予測した。

戦略的な問題では「菅政権は戦後日本の保守型政府の伝統(tǒng)的な苦境から脫卻しておらず、対米政策および発展の間で必要なバランスを完全に失っている」と論評(píng)。「前任の安倍晉三氏と比べると、菅氏は首相としては個(gè)性と十分な政治的魅力がなく、自身の政策の特徴がないとされている。政権の延命を図る、もしくは政治的な評(píng)価を維持するため、菅政権はほぼ無條件に米國の需要を満たすことを選択し、それに基づき日本の対外政策、特に地域政策を策定?実行している」とやり玉に挙げた。

その結(jié)果、「菅政権は外交面で常に『獨(dú)立性』という根本的な問題を解消しておらず、必要な自主性が乏しい」と分析。対中政策の「米國追従」を暗に批判した。（編集/日向）