米中が発言力の拡大狙い爭(zhēng)い、中東の新たな戦場(chǎng)で―香港メディア

Record China    2021年5月31日(月) 22時(shí)50分

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香港メディアの亜洲週刊はこのほど、中東が米中二大國の角逐を繰り広げる地になったと評(píng)する記事を発表した。寫真はパレスチナ自治政府が自らの國旗に定めた旗。

香港メディアの亜洲週刊はこのほど、中東が米中二大國の角逐を繰り広げる地になったと評(píng)する記事を発表した。イスラエルパレスチナの爭(zhēng)いが激化したことが関係したという。なお、現(xiàn)在までに世界130カ國以上がパレスチナを國家承認(rèn)しており、米國などと並んで國家承認(rèn)していない日本は、むしろ少數(shù)派。中國は1988年にパレスチナを國家承認(rèn)し、國交を結(jié)んだ。

亜洲週刊はまず、イスラエルとパレスチナの衝突は73年も続いており、中東地區(qū)における地政學(xué)上の最大の脅威であり、世界平和にとっても大きな懸案と紹介。中國はイスラエルとパレスチナの爭(zhēng)いについては沈黙を貫いてきたが、2021年になりパレスチナとイスラエルの2カ國の併存を認(rèn)める「両國方案」を提唱しはじめたと指摘した。

國際社會(huì)では「両國方案」が1970年代には提唱されていたが、イスラエル側(cè)にもパレスチナ側(cè)にも反発が強(qiáng)かった。バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)は4月上旬に改めて「両國方案」の支持を表明した。しかし「両國方案」には、具體的條件についての見解の違いもあり、実現(xiàn)は容易でないという。

亜洲週刊によると、イスラエル政府高官からは「中國は経済力があり、大きな影響力があるかもしれない。しかし、(中東)地域內(nèi)での軍事力はなく、軍事行動(dòng)に參加する動(dòng)機(jī)もない。地域の衝突に參畫したこともない。中國人は域外に身を置いて喜んでいるとみなしている」との発言もあったという。

イスラエルとパレスチナの爭(zhēng)いについて、冷戦時(shí)代には米國がイスラエルを支持し、中ソはパレスチナ側(cè)を支持する構(gòu)図だった。しかし冷戦終結(jié)後の1992年に、中國はイスラエルと外交関係を結(jié)んだ。中國は現(xiàn)在、パレスチナとの伝統(tǒng)的な友好を保ちつつ、イスラエルとの関係も構(gòu)築していく方向で動(dòng)いている。

中國の中東問題への関與に否定的な見解を示した上記のイスラエル高官も「中國とイスラエルは『一帯一路』について協(xié)力協(xié)定を結(jié)んだ。今後も(同協(xié)定が)中斷することはない。ガザ地區(qū)再建への協(xié)力が経済や政治に利益をもたらすなら、中國は參畫するかもしれない」と述べたという。

亜洲週刊によると、パレスチナ?ハマス政権の駐イラン代表などを務(wù)めるカドミ氏は、「米國は現(xiàn)実問題として、中國やロシア、われわれ(イスラム勢(shì)力)など、尊敬すべき東方の力の臺(tái)頭に直面している」と述べた上で、中國が提唱する「文明の対話」が人類によりよい未來をもたらす唯一の道筋との考えを示した。カドミ氏はさらに、「米國によるグローバル化は『米國化』であり『グローバル化』ではない。中國が提唱する『人類運(yùn)命共同體』や『文明の対話』の概念はイスラム世界にかなり広い市場(chǎng)を持つ(=受け入れられる下地がある)」と主張したという。

記事は米國の中東政策の現(xiàn)狀について、伝統(tǒng)的な調(diào)停者の立場(chǎng)で、イスラエルとパレスチナの早期停戦を?qū)g現(xiàn)させ、トランプ政権時(shí)代に衰退した外交情勢(shì)の失地挽回をしつつあると評(píng)した上で、問題を真に解決するために、人類は新たな知恵と新たな方策を必要としていると主張し、中國の提案が現(xiàn)地に受け入れられる可能性があると示唆した。(翻訳?編集/如月隼人

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