中國國家航天局の情報(bào)によると、國際天文學(xué)連合（IAU）はこのほど、月探査機(jī)「嫦娥5號(hào)」著陸地點(diǎn)付近の月の8つの地形に関する中國の命名申請(qǐng)に許可を出した。これで月における中國の地名は35に達(dá)した。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

嫦娥5號(hào)著陸地點(diǎn)は天船基地（Statio Tianchuan）と名付けられた。天船は古代中國の星官の名で、28星宿の胃宿に屬する。これまでStatio（基地）という稱號(hào)を持っていたのはアポロ11號(hào)の著陸地點(diǎn)の靜かの基地（Statio Tranquillitatis）と、月探査機(jī)「嫦娥4號(hào)」の著陸地點(diǎn)の天河基地（Statio Tianhe）だけだった。

また、嫦娥5號(hào)著陸地點(diǎn)の付近の5つのクレーターはそれぞれ裴秀、沈括、劉徽、宋応星、徐光啓と名付けられた。著陸地點(diǎn)付近の2つの山脈は華山、衡山と名付けられた。うち裴秀は中國の魏晉時(shí)代の地理學(xué)者。沈括は北宋時(shí)代の天文學(xué)者、數(shù)學(xué)者。劉徽は魏晉時(shí)代の數(shù)學(xué)者。宋応星は明代末の科學(xué)者で、その著作「天工開物」は「中國17世紀(jì)の技術(shù)の百科事典」と呼ばれる。徐光啓は明代の天文學(xué)者、數(shù)學(xué)者。一方で、華山と衡山は中國の五岳の名山に屬する。

中國は2020年11月24日に嫦娥5號(hào)の打ち上げに成功した。嫦娥5號(hào)は同年12月1日に月の候補(bǔ)著陸エリアに著陸した。嫦娥5號(hào)の帰還モジュールは同年12月17日未明に月から地球にサンプルを持ち帰った。中國初の月のサンプルリターンが無事に成功した。（提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/YF）