2021年5月31日、米華字メディア?多維新聞は、鋼材価格が鉄鉱石価格を上回るペースで下落しており、中國(guó)の製鋼會(huì)社が苦境に立たされていると報(bào)じた。

記事は、英ロイターの中國(guó)語(yǔ)版サイトによる31日付報(bào)道を引用し、新型コロナからの経済回復(fù)などにより中國(guó)の鋼鉄価格と鉄鉱石価格がいずれも5月12日に過(guò)去最高を記録した一方で、その後急速な下落が発生していると伝えた。

そして、上海先物取引所のデフォーム鉄筋および熱延コイルの価格がすでにピーク時(shí)からおよそ18％下落し、この2カ月の値上がり分を全て吐き出したと紹介。一方で、鉄鉱石の先物価格は5月12日意向で17％下落したものの、5月の1カ月間で前月よりもなお1．6％上昇しており、両者の価格下落ペースに開(kāi)きが出ていることを説明した。

また、中信証券のデータとして、華東地域で4月に1トン當(dāng)たり1000元（約1萬(wàn)7000円）あったデフォーム鉄筋の粗利が、先週には1トン當(dāng)たり40元（約690円）にまで減少しており、アナリストからは「中國(guó)東部の一部の製鋼會(huì)社で損が出ている。北部の會(huì)社も厳しい狀況だ」との見(jiàn)方が出ていると伝えた。

さらに、中國(guó)國(guó)有企業(yè)の湖南華菱鋼鉄が5月27日「鉄鋼価格の下落ペースが鉄鉱石より大きく、鉄鉱石の価格はなおも高い水準(zhǔn)にあるため、われわれの経営に大きな圧力がかかっている」とコメントしたことを紹介している。（翻訳?編集/川尻）