WHO専門家が指摘、「新型コロナウイルス研究所流出」説は証拠不足―中國メディア

人民網(wǎng)日本語版    2021年6月1日(火) 13時50分

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WHO國際専門家チームのメンバーであるオーストラリア?シドニー大學(xué)のドミニク?ドワイヤー教授はこのほど、「新型コロナウイルスが研究所から流出したとの見解を支える証拠は乏しい」と述べた。資料寫真。

新型コロナウイルスの起源解明を研究する世界保健機関(WHO)國際専門家チームのメンバーであるオーストラリア?シドニー大學(xué)のドミニク?ドワイヤー教授はこのほど、オーストラリアメディアの取材に対し、「新型コロナウイルスが研究所から流出したとの見解を支える証拠は乏しい。起源解明の問題を政治利用して利益を図ることは問題の解決に無益だ??茖W(xué)界に研究を続けさせるべきだ」とした。新華社が伝えた。

今年初め、ドワイヤー氏はWHOの國際専門家チームのメンバーとして、中國を含む各國の科學(xué)者と共に武漢で1カ月にわたり新型コロナウイルス起源解明の調(diào)査を行った。ドワイヤー氏は武漢訪問後に新華社の取材に応じた際、新型コロナウイルスが研究所から流出した可能性は極めて低いと述べた。

最近、中國とWHOによる新型コロナウイルス起源解明合同調(diào)査の報告をメディアが疑問視していること、バイデン米大統(tǒng)領(lǐng)が米情報機関にウイルスの起源調(diào)査を指示したことについて、ドワイヤー氏はオーストラリアメディアの取材に対し、「米情報機関はこれまでいかなる有用な情報も示せずにいる」と述べた。

ドワイヤー氏は、「バイデン大統(tǒng)領(lǐng)は、情報機関からの報告は互いに矛盾していると述べた。私が見るに、これも明確な証拠がないことを示すものだ。そうでなければ、一體何が起きたのかは一目瞭然のはずだ」とした。

またドワイヤー氏は、「起源解明の合同調(diào)査の間、WHOの國際専門家チームに対して武漢側(cè)は非常にオープンだった」と指摘。また、「証拠探しは困難だ。起源解明の作業(yè)は何年もかかる可能性があるし、各者が協(xié)力して初めて終えることができる。これまでに行われたエボラウイルスやSARSウイルスなどの起源解明作業(yè)でも、何年も費やしてもなお確実な結(jié)論が得られなかった」とした。

さらに、「皆が協(xié)力し、オープンで透明性ある方法で協(xié)力し、問題を解決しなければならない。言い爭いをしたり、この問題を政治利用して利益を図ったり、それに類したことをしたりすれば、それだけ協(xié)力を通じた問題の解決は不可能となる。そのため、私は(起源解明の問題において)外交面の取り組みがいくらか改善されることを希望する。そうして初めて、われわれは科學(xué)的研究を続けることができる」とした。(提供/人民網(wǎng)日本語版?編集/NA)

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