2021年6月2日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は、中國(guó)の人気少女向けアニメ「精霊夢(mèng)葉羅麗」の內(nèi)容が「少女離れ」し、子どもの健全な成長(zhǎng)に悪影響を與えるとして物議を醸していると報(bào)じた。

「精霊夢(mèng)葉羅麗」は中國(guó)の3Dアニメで2013年に放送を開始し、主人公の少女が仙人のサポートを得て「葉羅麗の戦士」として敵を倒すという、環(huán)境保護(hù)をテーマとしたストーリーだ。少女層を中心に高い人気を誇り、関連商品の売り上げも非常に大きく、制作會(huì)社である河北精英動(dòng)漫文化有限公司は同作品関連のビジネスにより年間収入が1億元を突破したという。

記事は、同社が會(huì)計(jì)報(bào)告にて「7?14歳の少女市場(chǎng)に特化」と明記しているのに対し、同作品では「小學(xué)5年生の主人公が変身すると太ももをあらわにしたセクシーな大人の女性のようないでたちになる」「男女間で多くのカップルが誕生し、正常な小學(xué)生同士の関係とかけ離れている」「敵キャラが學(xué)校で主人公に対して罵聲や誹謗（ひぼう）中傷を浴びせるなどのいじめを行う」「ケンカやつかみ合い、嫉妬、稚拙なストーリー」など、小中學(xué)生の少女が視聴するアニメとしてふさわしくない內(nèi)容が數(shù)多く見られるとして、批判の聲が上がっていると伝えた。

そして、河北省石家荘市文化放送?観光局が1日、同社に対して調(diào)査、改善命令を出すとともに、専門家による作品全體に対する全面調(diào)査を?qū)g施することを明らかにしたと紹介。この通達(dá)について、一部のネットユーザーは「教育問題をアニメのせいにするな。アニメの作用は軽微なものであり、子どもの健全な成長(zhǎng)は、保護(hù)者の関わり方によって決まる」との考えを示したものの、大部分のネットユーザーは「対象が7?14歳の少女となっている以上、相応の是正措置を取るべきだ」と當(dāng)局を支持する態(tài)度を見せている、と報(bào)じた。（翻訳?編集/川尻）