Record China 2021年6月7日(月) 12時(shí)20分
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3日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は「中國(guó)人は水道の水を直接飲む必要があるだろうか」とする記事を掲載した。
2021年6月3日、中國(guó)メディアの観察者網(wǎng)は「中國(guó)人は水道の水を直接飲む必要があるだろうか」とする記事を掲載した。以下はその概要。
小さい頃、アニメ「スラムダンク」の桜木花道がバスケを終えて、水道の蛇口から直接水を飲む様子がうらやましかった。水は一度沸騰させないと飲めないと母親から教えられてきたからだ。それから20年余りがたち、人びとの生活水準(zhǔn)が高まった今、水道水を直接飲む必要があるか否かについての議論が盛り上がっている。
新疆ウイグル自治區(qū)にある小學(xué)校では、私の小さい頃の願(yuàn)望が現(xiàn)実のものになったという。10萬元(約170萬円)ほどのコストをかけて設(shè)置された超濾過フィルターを通し、浄化処理された水を直接飲むことができるのだ。この例は「全國(guó)に直接飲める水道水を普及させるか否か」という問題に対し、「最も必要な人に、最も安全な水を提供する」點(diǎn)で必要だという答えを示してくれているかもしれない。
先進(jìn)國(guó)では早い時(shí)期から水道水が飲めるようになっているが、実際は飲んでも事故が起きないというレベルで、おいしさに対する要求はほぼ皆無だ。米國(guó)では殘留塩素量の上限が設(shè)定されていないので、水道水はおいしくない。味に厳しい指標(biāo)を設(shè)けているというニュージーランドやオーストラリアでも近年は水道水の安全に関わる問題が絶えず発生しているという。
また、米國(guó)では1986年に鉛管の新規(guī)敷設(shè)が全面禁止されたものの、今なお300?600萬戸の水道水が鉛管を通って供給されている。インフラの改修が遅れているのだ。
中國(guó)では今年4月に、直接飲用水の水質(zhì)基準(zhǔn)が施行され、飲み水に対して日本や歐米よりも厳しい基準(zhǔn)が設(shè)けられた。一方で、「水源、消毒、輸送の3つの段階における三重の汚染リスクがある」という問題を抱えている側(cè)面もある。広東省深セン市では2025年に、上海市でも35年に飲める水道水の供給実現(xiàn)を計(jì)畫しているという。內(nèi)モンゴル自治區(qū)包頭市では04年に飲み水プロジェクトが始まり、現(xiàn)時(shí)點(diǎn)で中國(guó)唯一の「直接飲める水道水」を完備した都市となっている。同市では飲み水と通常の水道水をそれぞれ別の水道管にて給水するシステムを取っていて、緊急時(shí)にどちらかの水道が使えなくなった時(shí)にも役立つということだ。
現(xiàn)在、中國(guó)の「飲める水道水」への取り組みは、西洋のモデルを単に移植するのではなく、現(xiàn)地の狀況、中國(guó)人の習(xí)慣に合わせた取り組みを進(jìn)めるという傾向が見られる。飲水の蛇口は、本當(dāng)にきれいな飲み水を必要としている人の前に通してこそ、意味を持つのである。(翻訳?編集/川尻)
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