マレーシアで新型コロナウイルス感染癥が急拡大している。人口當(dāng)たりの新規(guī)感染者數(shù)は5月末、インドを超えた。事態(tài)を重視した政府は1日から2週間、全國で経済や社會活動を停止するロックダウン（都市封鎖）に踏み切った。ワクチン接種が進(jìn)み、日常が戻りつつある歐米とは対照的にアジアでは「負(fù)の連鎖」が続いている。

多くの海外メディアが引用する米ジョンズ?ホプキンス大の集計(jì)によると、マレーシアの累計(jì)感染者數(shù)は1日現(xiàn)在、57萬9462人。感染者が急増した結(jié)果、人口100萬人當(dāng)たりの7日間の平均新規(guī)感染者數(shù)は5月26日の時點(diǎn)で211人となり、インドの165人を大きく上回る深刻な狀況となった。累計(jì)死者數(shù)は人口3200萬人に対し約2800人だが、5月だけでその40％以上を占めている。

AFP通信はイスラム教徒が大多數(shù)を占めるマレーシアで、変異株に加えて感染拡大の要因となったのは「5月12日に終わった斷食月ラマダン（Ramadan）と、その終わりを祝う大祭「イード?アル?フィトル（Eid al-Fitr）」期間中の集まりだ」と報(bào)道?！袱长Δ筏考蓼辘扦闲滦庭偿恁蕦澆撙我?guī)則が守られないことが多い」とも伝えた。

ロックダウンについて、マレーシア政府は當(dāng)初、経済へのダメージが大きいことから否定的な姿勢を示していた。同國では昨年3月から5月にかけ、事実上の「ロックダウン」となる?yún)棨筏じ腥緬埓蠓乐共撙vじられた結(jié)果、4～6月期の実質(zhì)國內(nèi)総生産（GDP）が前年同期比で17．2％減少するなど経済に深刻な影響が出た。

ムヒディン首相は5月23日の地元メディアとのインタビューで「都市封鎖を?qū)g施すればマレーシア経済に深刻な影響を與え、経済破綻に陥る可能性もあり、財(cái)政負(fù)擔(dān)も膨らむ」と述べていたが、感染は加速する一方。首相府は5日後の28日、聲明を出し6月1日から14日までの2週間、全土が「完全なロックダウン」に入ると発表した。ムヒディン首相は聲明で醫(yī)療が圧迫されており、「より攻撃的で強(qiáng)い感染力を持つ変異株の存在も判斷の決め手だった」として、國民に協(xié)力を求めた。

ロックダウンにより、スーパーや銀行といった生活に最低限必要な業(yè)種や一部の製造業(yè)を除いて経済活動が禁止される。人々の外出は生活必需品の買い出しや通院などを除いて認(rèn)められない。ほとんどの學(xué)校も閉鎖される。

首相府によると、2週間のロックダウンによる新規(guī)感染者數(shù)の減少具合など見て、社會?経済活動の規(guī)制を一部緩和する第2段階への移行を検討。その後、第2段階の規(guī)制を4週間継続し、狀況が改善すればさらに規(guī)制緩和を広げて操業(yè)可能な業(yè)種を拡大する方針という。（編集/日向）